Y・A in 個性について考える 2025
会期:2025年3月20日(木)~3月23日(日)
会場:Gallery IYN
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何か趣味を持ちたいと思い、Y・Aが絵を習い始めたのは38年前。
予備校で初めて体験したデッサンに彼女は夢中になってのめり込み、武蔵野美術大学の通信教育課程でも熱心に具象絵画に取り組んだ。
しかしその後、交通事故に遭い、怪我は癒えても体力は以前と同様という訳にはいかず、根を詰めて写実的な描画に取り組むことが困難になってしまう。
だが、その代わりに彼女は、抽象画という新たに表現方法を手に入れた。
大胆な筆さばきで伸び伸びとキャンバスに絵の具を乗せていく・・・「これなら、今の自分にも描けるし、なかなか抽象画も面白いではないか」と、25年間に渡って100号もの大作を何枚も描き、意欲的にグループ展で披露してきた。
更なる困難が襲い掛かった際も、彼女はしなやかに創作スタイルを一新する。
病のため、もう大作は描けないが、それならば小型の作品を。
施設では部屋を汚さないよう細心の注意が必要だが、それならばと彼女はキャンバスにアクリル絵の具を静かに塗り重ね、同じサイズのキャンバスを上から重ねて転写する版画のような手法を考案。
左右が反転した二つの作品は、同じ色味、図案でも不思議と趣が異なり面白い。
そうして、Y・Aはどんな状況下においても創作をする喜びを見失うことなく、逆境を逆手に新しい道を切り開いて来たのである。
Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。
Y・A:人から絵の色とデザインがかわいいと言われる。自分でもそう思います。

目にした人が「かわいい」と言って目を細め、身近に置いておきたいと思ってもらえることが理想であり、また、思わず心が踊り出す様な楽しさも求めて「もっと面白い絵にならないかな」と、Y・Aは常々考えているそうだ。
「個性について考える」展で披露する作品たちも、とっておきのかわいらしさに満ち溢れたものばかり。
癒されてほしい。
わくわくとした気持ちになってほしい・・・
そんな思いが、いずれの作品にも込められている。
Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。
Y・A:山下清さんのような、絵が好きなんだな、と周りから思われるようなアーティストになりたいです。

裸の大将として親しまれる山下清の絵画は以前から知っていたが、地元で開催された展覧会でその作品が一堂に会したのを前にした際の印象は、Y・Aの心に今も鮮明に残っている。
画家の人生観の全てがそこに詰まっており、そして絵を見ているだけで「楽しそうだなぁ」と、思わずこちらの頬まで弛むようだった。
Y・Aもまた、その時々の状況におい成し得ることを成しながら、いつも創作を心から楽しんできた。
これからも何かしらの変化があるかもしれないが、あらゆる変化を前向きに捉えて、彼女は絵を描き続けていくだろう。
取材の最後に、彼女にこんな質問を投げかけてみた。
Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。
Y・A:自然が豊かな環境だったので、絵のモチーフにも自然の中にあるものが多いと感じます。
(取材/執筆:大石)
Y・Aの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
個性について考える を、どうかお見逃しなく!
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