矢毒マユ in 個性について考える2025
会期:2025年2月20日(木)~2月23日(日)
会場:Gallery IYN
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少女時代は人物画を好み、よく鉛筆でデッサンをしていたものだったが、一度は絵の道から離れ、後に矢毒マユは独学で油絵に取り組むようになった。
2022年のことである。
人物以外にも風景画など様々なモチーフに挑戦した中で、1番面白いと感じたものがカエルであったことから、現在は専らカエルばかりを描いている。
なぜ、それ程までにカエルに心惹かれたのか。
一番の魅力は、その鮮やかな“色”であるのだそう。
猛毒を持つカエルほど、思わず目を奪われるような美しい警告色を身に纏っている。
たった1匹で10人の人間を死に至らしめるのに十分な毒を持っているカエルもおり、その力は脅威でもあるが、幸い毒ガエルたちは好戦的な生き物ではないが、もし何十匹もの毒ガエルが一斉に襲ってきたらと考えると、誰しも背筋が凍るだろう。
しかし、美しくて愛らしいその姿は癒しも与えてくれる。
その二面性があるからこそ、カエルは彼女にとって、いくら描いても飽きることのない魅惑の画題なのである。
Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。
矢毒マユ:可愛さ美しさだけではなく、猛毒を持つ生物の恐ろしさ、そしてカエルの質感を表現している点は個性的だと言えるかもしれません。
鑑賞される方からカエルへの愛が伝わる作品だと評価されています。
SNSや展覧会で作品を発表することで沢山の人と知り合い、様々な繋がりが生まれる中で矢毒は、世の中には意外とカエル好きな人が多いのだと気が付き、驚いたのだとか。
それから、自分の絵に人を笑顔にする力があることにも・・・
発表を始めた当初は全く自信がなかったが、展覧会で作品を前にした人の目が輝く瞬間に居合わせることも幾度かあり、自分が心から好きだと感じて描いたもの魅力が、誰かの心に届く喜びを知ることが出来た。
これからも、彼女は、愛してやまないカエルたちを描き続ける。
今のところ画材は油絵と時折使うオイルパステルに限られているが、デジタル技法にも関心があるらしく、また写真作品にも挑戦中とのことで、彼女の生み出すカエルの世界は、これから更に発展していくことだろう。
Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。
矢毒マユ:これまで「こんなアーティストになりたい!」と考えたことがなく、好きだから描いた、描くのが楽しいから続けています。
描く楽しさを伝えたい!
小さな子供からおじいちゃんおばあちゃん世代まで一緒に自由に絵を描く交流の場を作りたいです。
週に一日か二日、無心になって絵に専念することのできる休日は、頭も心も休めてリラックスできる大切なひとときだ。
色鮮やかなカエルが持っているのは毒だけではない。
彼等には、矢毒に日々の忙しさを忘れさせ、元気を与えてくれる魔法の力が備わっているようだ。
制作に際しては、如何なる固定観念に囚われないようにと心掛けており、「例えば、りんごは別に赤じゃなくてもいいよね?」と、彼女は一般概念ではなく自らの感性を何よりも大切にしている。
そして、描き手を縛るルールが存在しないように、鑑賞者も好きなように絵を楽しんでほしいとも考えており、展覧会に向けて「作品には其々タイトルがありますが、まずはタイトルを見ずに、先入観を持つことなく自由に絵を眺めて頂けたらと思っています」と話してくれた。
取材の最後に、矢毒に次のような質問を投げかけてみた。
Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。
矢毒マユ:子供の頃は常に遅い時間まで一人でお留守番で寂しい時間を過ごしました。孤独な時間を楽しいものに変えたのがお絵描きです。
一人の時間というのはただ孤独というだけではなく、自分の力で何かを生み出す、想像する力を養ってくれるのだと思います。
(取材/執筆:大石)
矢毒マユの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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Instagram:@mayu_yadoku_frog_artist
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