kana3histoire in 個性について考える2025
会期:2025年2月27日(木)~3月2日(日)
会場:Gallery IYN
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嘗ては暇さえあれば絵ばかり描いているような子供で、小学生の頃などはよく漫画を描いては友人と見せ合っていたものだが、成長するにつれて絵を描く楽しさよりも気恥ずかしさの方が強くなり、いつの間にか絵を描かなくなっていた。
そんなkana3histoireだが、5年程前から再び創作に打ち込むようになったそう。
彼女の心を駆り立てたものは、一体なんであるのか。
人間の五感で感じとる事ができる事象、物事は、決して多くはない。
地球上ならびにこの星を取り囲む宇宙空間において、人の脳が探知できる領域など僅か数%程でしかなく、人知を超えた領域の方が圧倒的な割合を占めている。
その中の全てが人間にとって善なるものとは限らないが、人々に愛を送ったり、救いの手を差し伸べてくれる未知の力の実在を、kana3histoireは確信している。
彼女はこう語る。
自らの意思というよりも、目に見えざるその不思議な存在が、自分に絵を描かせてくれているように思われる、と。
Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。
kana3histoire:天使や女神など目に見えない存在や世界観を表現している所がわたしの特徴だと感じています。
制作に取り組む際にkana3histoireが心掛けていることは、なるべく左脳で“考える”ことなく直感を重んじ、「上手く描きたい」といった自身のエゴを削ぎ落す事。
雑念を取り払い、心を透明な状態に保つ。
そして何より、“楽しんで気持ち良く描く”ことが、彼女のモットーである。
湧き上がったイメージを描き留めるのに最適な手法をその都度選んでいるので、ペンにパステル、オイルパステル、色鉛筆や水彩、アクリル絵の具・・・と、用いる画材も様々だ。
絵に没入している際中は、時間の概念のない空間に居るような感覚であり、彼女にとって創作は即ち“瞑想”であるのだとか。
ややもすれば、無限の世界に吸い込まれていきそうな心を現実世界に繋ぎ留めているのが、家事や仕事などのタスク。
曰く、それらがあるからこそ、地に足のつけて、生活のバランスをとることが出来ているのかもしれない。
二つの世界を往来しながら、その美しく神秘的な作品たちは生み出されているのである。
Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。
kana3histoire:自分がどこかのレイヤーと繋がって表現することで、見てくださった方の無意識下に隠れていた内なる想いや情熱などを表面に浮かび上がらせるようなきっかけを与えられればいいなと思っています。
心が赴くままに絵筆を走らせて浮かび上がってきた絵を眺め、「どうして、こんなイメージが湧いてきたのだろう」と、自分でも不思議に思うことも多い。
しかし、作品をSNSに投稿してみると、kana3histoireのもとには「この絵と同じ夢を見ました」「この絵を見て号泣しました」など、思いもよらぬ感想が寄せられる。
どこからともなく舞い降りてくるように思われたインスピレーションは、実は見知らぬ誰かからのリクエストだったのではないか・・・
「その絵を必要とする人と私の間で、潜在的な需要と供給のやりとりが無意識下で行われいるのだと思います」 彼女はそう考えるに至った。
以前は絵を描くことは自身を癒すための一つのツールに過ぎなかったが、創作はkana3histoireにとって、今ではより大きな意味を持っている。
絵を発表する度に、彼女と、その絵を求めた“誰か”の思いに共感してくれる人が現れ、痛みや苦しみも分かち合える仲間が増えた。
絵は、自らと社会を結び付けてくれる大切な架け橋である。
取り繕うことなく、自分らしくあればあるほど深まり豊かになるものがあることを、創作活動は彼女に教えてくれたのだった。
絵を通して、未知の世界からの優しいメッセージを多くの人に届けたいと願うと共に、kana3histoireは物語を書くことや、動画を作成することも好んでいる。
いずれは自らの絵を素材にして、“就寝前に見ることで、心地よい眠りの世界に誘われるような動画作品”をYouTubeで公開したいとも考えているそうだ。
取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。
Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。
kana3histoire:関東平野が広がるのびのびとした土地で育ちました。
空気の匂い、小川の水音など、五感を刺激する環境で育ったことは宝物です。
(取材/執筆:大石)
kana3histoireの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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