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すし井 in 個性について考える2024


会期:2024年12月12日(木)~12月15日(日)

会場:Gallery IYN


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イラストレーション
「 雨宿り【イメージイラスト】 」


近年、積極的に画題として取り上げている“古生物”にすし井が関心を寄せるようになった切っ掛けは、サバイバルアクションゲーム「ARK: Survival Evolved」だった。

ゲームの中で恐竜をはじめとした古生物と闘い、仲間に加えて冒険をする内に、今日の世では実際に見ることの出来ない生き物への憧憬を抱くようになったそう。

その姿形や習性について、確固たる正解はないという点にこそ魅力があると、すし井は語る。

一般的に知られている古生物に関する常識は、飽く迄も研究者たちが化石をもとに立てた推測に過ぎない。

嘗てティラノサウルスはゴジラのように直立二足歩行をしていると考えられていたが、そうではなく前かがみの姿勢であったとするのが現在の定説だ。研究が進むにつれて定説は覆されるが、タイムマシンでも発明されない限りは、間違いのない真実に人類が到達することは不可能だ。

たとえティラノサウルスをピンク色の姿で描いたとしても、もしかしたらそれが正解かもしれない。

誰が、その色を不正解だと証明できるだろうか?

想像する楽しさ、自由さの内にこそ浪漫がある。そう すし井は考えている。



Q1.あなたの作風において、個性的だとご自身が感じておられる点、または鑑賞者の方から個性的と評価される点について教えて下さい。


すし井可愛いタッチから丁寧なタッチまで、幅広く表現できる点や温かみのある塗りを評価頂くことが多いです。


イラストレーション
「 宇宙を内包する鳥 」

すし井は物心がついた頃から絵を描くことを好んでいたが、特に小学一年生の時にずば抜けて描画力に長けた級友から刺激を受け、上達のために努力をするようになったそう。

その姿勢は大人になってからも変わらない。

今も人体や動物の骨格について、参考書をもとに独学で理解を深め、描画に役立てている。


作品はデジタル技法で仕上げているが、出かけ先でもすぐに閃きを描き留めたり、目に止まった景色をスケッチできるよう紙とペンは常に持ち歩いているそうで、好奇心と向上心を原動力にして、彼女は日々創作に取り組んでいる。

まとまった時間がとれることは稀だが、たとえどんなに短くとも、制作時間は至福のひとときだ。

技量不足な点もあるものの、自らが最も好む作風で描いているので、テンション、モチベーション、自己肯定感が自然と高まるのだそうだ。


以前は、「ペルソナ」シリーズの影響から専ら写実寄りのタッチで人物を描いていたが、ゲームだけでなくSNSで様々なクリエイターの作風から学ぶ点も多い。

気になった作品があれば「どの点に、何故惹かれたのだろう」と自問し、その要素を自らの創作にも取り入れられないかと、描画表現を常に見直しているという。




Q2.これまで、どんなアーティストを目指して創作をして来られましたか。また、表現者として今後叶えたい夢や、近づきたい理想像について教えて下さい。


すし井:実は本格的に絵と向き合い始めたのがここ2〜3年で、自分がどんなものを描きたいのか未だに明確な答えが出ていません。探り探り描いていく中で、自然や生き物を描けるようになりたい、好きな古生物や恐竜を描きたいと強く思うようになりました。その中でも絶滅種であるドードーが特に好きなため、いつかはドードーだけのオリジナル図鑑を作るのが夢です。今はいない生き物たちに思いを馳せる、そのお手伝いができるようなイラストレーターになれたら嬉しいです。


イラストレーション
「 満喫する夏 」

「ARK: Survival Evolved」において、ドードーはプレイヤーが一番初めに遭遇する生き物だ。

丸々としたフォルム、思わず抱きしめたくなるフワフワとした羽毛・・・

特別な技能で冒険の手助けをしてくれる訳ではないが、その愛らしさに心を奪われた すし井は、ゲームの中でドードーをやたらと捕まえていたのだそう。

鳩に近い種族であったとされているので、ひょっとしたら「ぽっぽっ」と鳴くのかもしれない。

そんな想像も楽しみながら、彼女はドードーに夢中になった。


しかし、現在地球上に暮らしている動物に比べれば認知度は低く、ドードーをモチーフにしたグッズは非常に少ない。

「だからこそ、自分が描くのだ」と画題に取り上げるようになってから、すし井は増々彼等が好きになったのだそう。


SNSや展覧会、地域イベント等で作品を披露していると、彼女と同じくドードーを愛する仲間と出会うこともあれば、彼女の作品を切っ掛けにドードーが好きになったと声をかけられることもある。

「マイナー過ぎるかも?」と心配な気持ちも当初はあったのだが、ドードーへの情熱を発信する程に、同朋の輪がじわりじわりと広がっていくようだ。


今後は、描くことのできる古生物のレパートリーを増やしたいと考えており、またアニメーション制作にも関心がある為、ドードーや恐竜たちを映像の中で動かすことも夢見ている。

現実には出会うことの出来ない彼等と、せめてアートの中で共存したい・・・その思いが、彼女を創作へと駆り立てるのだろう。


彼女に、次のような質問を投げかけてみた。




Q3.生まれ育った土地柄や環境があなたに与えている影響と、いま故郷について感じていることを教えて下さい。


すし井:幼い頃から自然に囲まれた環境で育ったこともあり、自然や生き物が好きになりました。爬虫類や両生類、今となっては恐竜などの古生物が好きになり、現在の絵のモチーフにもなりました。自然の香りや音、そこに共生する生き物を美しいと思えるようになったのは生まれ育った環境のおかげです。また、その興味関心を否定せず、カエルや拾った猫を飼育することを許してくれた両親、絵を褒めてくれた周囲の人達がいたことは本当に恵まれていたと感じています。


(取材/執筆:大石)

 

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