《 Mash-A 略歴》
・幼少期にチラシやテストの答案の裏に落書きを始める。
・学生時代は美術部でスプレーアートを学び始める。
・社会人になり、デジタルツールを使ってイラストを描き始める。 このころ初めてグループ展にイラストを出展。 周りの作家さんたちのクオリティの高さに恐れおののく。
・2020年の年の暮れ、不眠症からのうつ病を患い休職を経て退職。
・2022年、リハビリも兼ねて創作活動を再開。 AAAアートギャラリー(横浜)「Sweet Dream展」出展。2022.11 ギャラリーIYN(大阪)「何気ない日常展」出展。2023.2
会社勤めの日々の中うつ病を発症し、長期療養中のMash-A(マシャ)。
疲れ切った心身のリハビリを兼ね、彼はいま、学生時代まで描き続けてきた絵に本格的に取り組んでいる。
彼が描くのは、穏やかでホッと心が安らげる空間や、ハッと息を呑むような“美”を見つけた時の感動である。
子供の頃から絵を描くことが大好きだったMash-A。
「きれいだな」と感じたものを描き写すことが習慣になり、その画風は自ずと写実的表現になった。
高校・大学では美術部に所属し、部内でエアーコンプレッサーを愛用。
卒業後はエアーコンプレッサーに近い表現ができるデジタル画に切り替えたそうだ。
写実的な描画でありながら、その作中風景は現実社会の喧騒から遠く離れ、ゆるやかな時の流れる理想郷を思わせる。
Mash-Aの作品は、日々の生活に疲れた鑑賞者の心を優しく労わるようだ。
最近彼がテーマにしているのは、「桜梅桃李の個性」。
桜、梅、桃、李は一瞥すると同じ花に見えるが、よく見れば僅かな違いにそれぞれの趣がある。
その個性の尊さを説いた言葉に着想を得て、日本・中国・韓国、アジアの神話をイメージした女性の姿で、各々の美を表現している。
不思議なぬくもりと魅力を持つMash-Aのイラストだが、「自分の絵は流行りの画風ではない。果たして需要があるのか」と悩む時期もあったそうだ。
だが「桜梅桃李」のテーマは、「自分は自分のままで良い」と彼自身を勇気づけてくれたのだった。
何かに追われるように毎日が過ぎ去る社会で、私たち現代人は大なり小なり息苦しさに耐えて生きている。
また、競争社会の価値観に疲弊もしている。
しかし本来、常に駆け足でいる必要もなければ、個性を否定したりされたりして傷つかねばならぬ理由もないのだ。
立ち止まって穏やかな時間を楽しめる余裕があれば、人は他者の個性に寛容になれるだろう。己も他者も愛しむことができるだろう。 Mash-Aの作品からは、そんなメッセージが聞こえてくるようだ。
(執筆者: 大石)
昨日の自分より優しくなりたい、そんな方には特にオススメの展覧会です!
会期:2023年5月12日(金)~5月21日(日)
営業時間11:00~18:00
会場:Gallery IYN
大阪市北区中崎西1-8-24 アインズビル梅田101
展覧会で名刺を持ち帰ってくれる方がいると、「自分の作風でも、興味を持ってくれる人がいるのだと安心します」とMash-A。
彼の世界観に心惹かれたら、ぜひ名刺を持ち帰ることで彼にエールを届けて下さい。
Mash-A twitterアカウントはこちら→@Masha96085577
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2024年10月 Gallery IYN企画「GIFT2024」Mash-A参加決定!!
会期:2024年10月17日(木)から10月20日(日)
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