- yuko Oishi
- 4月3日
- 読了時間: 5分
やまぐち さなこ in GIFT2025
会期:2025年5月8日(木)~5月11日(日)
会場:Gallery IYN
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幼稚園においてはお絵描きの時間、小学校に上がってからは図画工作の授業がとても楽しみで、他の教科においても描いた絵を褒めてもらったことは、大人になった今でも嬉しい思い出であると、やまぐち さなこ は幼少期を振り返る。
それは家庭科の調理実習の折のこと、調理手順を色鉛筆画で図説しレポートをまとめたところ、教諭から絶賛され、そのレポートは他の学年やクラスの授業でも活用された程だった。
中高生の間は、主に週刊「少年ジャンプ」に掲載されている漫画キャラクターの模写をするなどしていたそうで、長年に渡って絵を描き続けて来たが、オリジナルのキャラクターを描くようになったのは社会人になってから。
職場でイラストを頼まれた際に版権キャラクターは使えないことから、ひよこの三兄弟をはじめ、様々な動物キャラクターが誕生したのだそう。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
やまぐち さなこ:『ひととき、ほっこりできる絵』をコンセプトにイラストを描いています。
創作活動のきっかけは、職場で作成した販促POPを見てくださった方から『このイラストを見るとほっこりする』という言葉をいただいたことでした。
このことをきっかけにプライベートで絵を描くことが増え、保管用にとインスタグラムに投稿していたところ、Gallery IYNさまがお声かけくださり、今回出展させていただくことになりました。

子供の頃から犬やハムスター、トリ、カメなど常に動物と共に暮らしていた為か、やまぐち にとって彼等は如何なる時でも心を癒し、また和ませてくれる存在だ。
成長するに連れて、ペットとして親しまれる動物だけでなく、動物園や水族館で飼育される生物へも関心を持つようになり、生き物の生態を調査するドキュメンタリー番組を観ることも増えたそう。
迫力がある一方で可愛い一面もある大型動物や、時に驚くほどの大胆さを持つ小動物・・・・・・彼等のことを知れば知る程その魅力の虜になり、今後も彼等の絵をたくさん描いていきたいと やまぐち は語る。
ひよこ と食べ物を組み合わた作品が多く見受けられるので、“食べ物”というモチーフの魅力についても彼女に訊ねてみた。
すると、ただ生きていくための手段であるだけではなく、おいしいものを食べたときの幸福感や誰かと一緒に食事をする楽しさ、見たこともない食材に出会ったときの高揚感、調理方法で様々な楽しみ方が出来るなど、実に様々な要素が含まれている点との答えが返って来た。
様々な角度からの魅力があって、しかもその全てが温もりや優しさに繋がっている。
“ほっこりできる絵”を目指す彼女にとって、なんと相応しいモチーフであることだろう。
また、彼女はこうも語る。
自分の作品で誰かが癒されたり、喜んでくれることを感じられることが創作の醍醐味であり、それこそが創作が自分に与えてくれたGIFTである、と。
親友の結婚式でテーブルプレート用に描いたイラストに感激してもらえた事や、絵を発信することで得られた新しい出会いの数々、「この絵が好きです」という一言を貰った際の嬉しさ・・・
たくさんの幸せを知ることが出来たからこそ、絵を見てくれる人にも優しい気持ちを贈りたい。そう彼女は考えている。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
やまぐち さなこ:ほんの少し『ほっこりできる時間』を提供できればと思っています。
昨年、Gallery IYNさまにて開催されました『花飾り展』に出展させていただきましたが、今回のGIFT展のような個展的な展示会は初参加です。
この貴重な機会に、見てくださった方おひとりおひとりがそれぞれに感じられる『ほっこりできる時間』をGIFTできれば幸いです。

デジタル技法は手振れが起こりにくいという利点に加え、修正も着彩も手軽に出来ることから、色の組み合わせのパターンを様々に試すことが出来る。
なので、よりカラフルな作品に仕上げたい時には活用しているが、紙に直に描いている方が作品のアイディアが閃きやすい事もあり、ケント紙の上で油性色鉛筆と水性色鉛筆を組合せて描くことが やまぐち の最近のこだわり であるらしい。
アナログ画ならではの紙の質感、細やかな色合い、風合いは必見である。
GIFT展会場は勿論のこと、今後もより多くの人に作品を見てほしいと考えているとの事なので、その活動展開に期待したい。
作品も段々と増えてきたので、オリジナルグッズを作成してフリーマーケットへの参加も検討しているそうだ。
取材の最後に、彼女に敢えて次のような質問を投げかけてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
やまぐち さなこ:『ほっとする時間、心温まる時間、癒される時間』
現代社会には自分を大切にする時間が足りていないのではないかと感じます。
私自身仕事や家事におわれ、ほっとするひとときを確保できない日々が続くことも少なくありません。
そんな時は、道端に咲いているお花や綺麗でかわいいスイーツ、お散歩中のわんちゃんなどふっと心がゆるむ一瞬を見つけるようにしています。
そのような、見てくださった方がほんのひとときほっこりできるような絵を描き続けていたいと願っています。
(取材/執筆:大石)
やまぐち さなこの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2025を、どうかお見逃しなく!
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