- yuko Oishi
- 4月3日
- 読了時間: 5分
むむたろう in GIFT2025
会期:2025年5月8日(木)~5月11日(日)
会場:Gallery IYN
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幼少期から絵を描くことが大好きだった むむたろう は、中学生時代などは友人たちと集まって賑やかにイラスト制作に取り組むことを楽しんでいたという。
又その頃、近所に現役の漫画家が住んでいたことから、話を聞いたり道具や資料を提供してもらう機会にも恵まれ、出版社への作品投稿を2回だけ挑戦したことも懐かしい思い出であるとのこと。
だが、ある時期からめっきり気持ちが創作に向かなくなり、ペンを持つこともないままに歳月だけが流れ去っていった。
ところが、10年程経過した頃に出会ったアプリゲームの中のキャラクターに触発されて、3年前から急に創作意欲が爆発した。
そのゲームのサービスは終了してしまったが、今も“推しキャラ”と自らが描き出す画面の中で向き合い続けると共に、己の頭の中に築き上げられていく独自の世界観を描きとめ、また有償依頼も引き受けるなど、活動の幅は更なる広がりを見せている。
この3年間、殆ど欠かすことなく絵を描き「毎日がとても楽しいです」と、むむたろうは語る。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
むむたろう:創作活動を始めたきっかけは、イラストや物語を描くのが好きで自分の読みたいものを自分で作りたくなったからです。解釈も世界観も個性も癖がある為、多くの人の目に止まることはないのですが、そんな中で目に止まってくれて好きと言ってくれる人たちを大事にしています。
私自身は本当に好きなものを描きたいだけなので好きなものをいつまでも楽しく描いています。

“物語好き”ではあるが、現在は漫画やアニメーション作品には疎くなっているそうで、むむたろう が創作の刺激を得るのは専ら映画やドラマ作品だ。
しかも、ミステリー作品や背筋がぞっとするようなホラーやサスペンス要素のあるものを鑑賞しつつ、自身が紡ぐ物語はラブコメディであるらしい。
全く違う分野だからこそ、得られるものが大きいということなのかもしれない。
また、日常生活の中からギャグのネタを拾い集めているそうで「周囲の人が、みんな楽しい人たちばかりなので助かっています」とのこと。
そうして作り上げられる世界観をデジタルイラストで表現するにあたり、如何せんブランクがあることから自分の手法は時代に合っていないと感じ、勿論そこにレトロな魅力を感じてくれる人もあろうけれども、むむたろう は意識的に新しい手法に挑むようにしているのだとか。
過去の作風に囚われず、何事もまずは試してみた上で、自らの持ち味を追及していく。
決して、変化を恐れない。
以前は煌めくような画面作りを得意としていたが、様々な技法を詰め込み過ぎていたと気が付くことが出来たので、最近はパキッと色面を強調するよう塗り方を工夫しており、“技法の引き算”を常に意識しているという。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
むむたろう:作品のテーマはdinerです。アメリカンポップで可愛いイラストを目指しました。
ちょっとでも好きだなって思ってくれたら嬉しいです。

内装も店員の制服も、またそこに集う人々の装いも全てが可愛らしく、そんな空間で提供される美味しそうなハンバーガー・・・
自分の好む物を兎に角詰め込んで描いたら、きっと楽しいに違いない。
そう考えて むむたろう はGIFT展で披露する作品のテーマを決定した。
更に趣向を凝らし、楽しそうな女の子のいる店内と気だるそうな男の子のいる店内とで、ダイナーの雰囲気が変わる様子も楽しんで貰えるようにと作品を用意する予定だそう。
是非この魅力溢れるダイナーのそれぞれの空気感を、会場でご堪能いただきたい。
展示に向けての作品も、二次創作も、依頼作品も・・・これから描きたものは山ほどあり、それを日々消化しながら毎日を楽しみたいと むむたろう は考えている。
仕事を終えて帰宅後に夕飯を済ませてからは、就寝まで創作に没頭し、休日の日には家から出ることなく作業に専念できるよう、前日に買い物など用事を全て済ませるように心掛けているのだとか。
そして、快適な創作環境を整えるために息抜きも必要不可欠である。
休憩時間にパートナーと鍋を囲むひとときは、胃も心も満たし、それが創作の糧にもなっているようだ。
取材の最後に、むむたろう に敢えて次のような質問を投げかけてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
むむたろう:心にゆとりを持つと、少し優しい世界に近づける気がします。
(取材/執筆:大石)
むむたろうの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2025を、どうかお見逃しなく!
むむたろうのSNSも、是非ご覧ください。
X(twitter): @mumutar28
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