天羽空緒 in GIFT2025
会期:2025年3月6日(木)~3月9日(日)
会場:Gallery IYN
~会期中の通販購入について~
展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。
展示作品の中でお気に入りのものを見つけたら、LINEで簡単に購入が可能!
お友達登録をお済ませ頂き、作品名と作家名をご明記の上「購入希望」とメッセージを送るだけ!
スタッフが迅速に対応し、作品の詳細や購入手続きのご案内をいたします。
独創的で、素敵なアートをもっと身近に・・・
新しいショッピング体験を、どうぞお楽しみください。
![人物イラスト](https://static.wixstatic.com/media/cb85cf_5b02b8e095834da49571e65bad13d662~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_1384,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/cb85cf_5b02b8e095834da49571e65bad13d662~mv2.jpg)
![](https://static.wixstatic.com/media/c3bb33_5e8375be9967474f84932e4d964f5652~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_256,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/c3bb33_5e8375be9967474f84932e4d964f5652~mv2.jpg)
長年にわたり愛らしい女の子のイラストを描き続け、天羽空緒の中で彼女たちの存在は、いつしか少女の頃以上に大きなものになっていった。
ふと散歩に出掛けて目にした風景、立ち寄った喫茶店を前に、彼女は自然とイメージを膨らませる。
「こんな場所が、あの子には似合いそう」と。
また、流行りのファッションをチェックしつつ「これをあの子に着せれば、きっとかわいいに違いない」と考える。
あらゆるものが彼女等へ結びついていくのだ。
彼女たちの可憐な姿を描くにあたり、中高生迄はコピックマーカーを愛用していたが、今は専らデジタルイラストを手がけおり、描き損じを修正できることも然りながら、様々な配色を自由に試せる点が天羽にとっては何よりの魅力であるらしい。
画面に用いる色が少しでもくすんでしまったり、組合せが冴えない場合には、姿形をどんなに可愛く描いてみても、どこか可愛らしさが翳ってしまう。
コピックマーカーでは容易く塗り直しという訳にはいかないが、デジタル技法の導入によって色を修正するだけでなく、未知の配色に辿り着くこともできるので、納得のいくまで“かわいい”を引き出すことの出来る色を探求することが出来るのだそう。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
天羽空緒:創作コンセプトは、『キラキラ、かわいい、髪の毛がサラサラな女の子』です。
小さいころから、イラストを描くのはもちろん、かわいいものが大好きでした。
かわいいものを見ると、ときめいたり、元気が出たりしたので、今、自分の作品で伝えられたらと思いイラストを描いています。
![人物イラスト](https://static.wixstatic.com/media/cb85cf_fc4473e3f97f49a0a1f9312f64d79219~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_694,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/cb85cf_fc4473e3f97f49a0a1f9312f64d79219~mv2.jpg)
高校を卒業し専門学校に進んでからは、学校生活および日々の生活が非常に充実していたこともあって、天羽は2~3年程はペンを持たずに過ごしていたという。
毎日はとても楽しい。けれど“何か”が足りない・・・
それは、自らの感性に従い、自由な発想でゼロから作品を作り出すことでしか得られない高揚感。
「再びイラストに向き合うことで、ワクワクとした気持ちが生活の中に戻ってきました」そう彼女は語る。
現在生業としているプログラミングもクリエイトな側面もある一方で、誰かが組み立てた形式がもとになっていたりと、完全なる“独自の創作”という訳にはいかない。
しかし絵の中でなら、全てが自らの思うままになる。
その面白さ、楽しさが心を高鳴らせ、またイラストを発表することで知り合うことが出来た創作仲間との意見を交わして刺激を受けることが出来る・・・
イラストとは、即ち人生を豊かにしてくれるものであるという。
イラスト制作を再開してから、時間に対する考え方にも変化があったそうだ。
以前は、余暇は何をするでもなく過ごすことが多かったが、今は限られた時間を有効に使って作品を生み出せるようにと意識をしているのだそう。
今日はここまで作業を進める、作品をより高めるために必要な勉強をする、躓いている点を解決させるための方法を考える・・・
制作を日課にすると忙しくもあるが、これぞと思う作品が仕上がった時の喜びは一入であり、疲れなど一気に吹き飛んでしまうのだとか。
毎日作品と向き合う中で、ひとつ心掛けていることがあるという。
「決して、だだくさにならないように気を付けています」そう彼女は話してくれた。
いい加減な気持ちで手を動かしただけでは、いい加減な作品にしかならず、結局は描き直しが必要になってしまい、時間が勿体ないだけだ。
描くからには、いつも真剣勝負・・・それが天羽空緒のポリシーなのである。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
天羽空緒:「かわいい」「ときめき」の気持ちをGIFTしたいです。
きらきらでかわいいイラストを製作中です!ぜひ足を運んで、その目で見てほしいです。
![人物イラスト](https://static.wixstatic.com/media/cb85cf_4e16400791bd4d47ac3536e068eada75~mv2.png/v1/fill/w_980,h_1430,al_c,q_90,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/cb85cf_4e16400791bd4d47ac3536e068eada75~mv2.png)
創作仲間たちの様々な作風であったり、また身近な友人との会話から、天羽は自らが理想とする“かわいい”とは違う方向の“かわいい”にも目を向けるようになった。
そして、それらを少しづつ吸収することで、彼女の描き出す“かわいい”の幅はより広がりを見せている。
例えばダーク系イラストを描く人や、そうした作風の絵を好む人から話を聴いて「こういう世界もあるのか」と、その魅力を知る。
その要素を、自身の世界観がブレない程度に拝借し、また新た“かわいさ”を生み出しているのだ。
そうして進化しながら描き続ける彼女の活動を見守ってくれる人、認めてくれる人の存在が、更なる力を与えてくれる。
彼女ならではの“かわいい”に惚れ込んでイラストを依頼してくれる人も在り、自分を指名してくれたことへの感謝の念は、とても言葉では言い尽くせない。
「これから、もっともっと上手になるので、どうか見ていて下さい」
その思いを胸に絵を描くことが、応援してくれる人々への何よりの恩返しになるに違いない。
いつか、駅など人通りのある場所に設置される広告にイラストを起用されることが夢であるそうで、その目標もまた、彼女が大きく飛躍するためのエネルギーになることだろう。
取材の最後に、彼女に敢えて次のような質問を投げかけてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
天羽空緒:人の世界観を知ること、です。
私は一人で黙々とイラスト制作をするタイプでだったので、自分だけの世界観のイラストを見せることができていました。
それを続けて、同じようなものがデザインのものが多くなってしまった時に、人の世界観を知ることがまた自分の新しい一歩になると思いました。
でも、最近は創作活動をしている友人の話を聞かせてもらったりしているので、また違ったイラストを見せることができるのではないかと思っています!
(取材/執筆:大石)
天羽空緒の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2025を、どうかお見逃しなく!
天羽空緒のSNSも、是非ご覧ください。
いいねやフォロー、ご感想メッセージ大歓迎です。