キマグレの人 in GIFT2025
会期:2025年1月30日(木)~2月2日(日)
会場 Gallery IYN
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この世界に実在する動物も、ポケットモンスターなどフィクションの世界の動物にも、キマグレの人は幼い頃から魅了されていた。
特に鳥が好きで、よく野鳥図鑑に掲載された写真を見ながら、スケッチに夢中になっていたのだそう。
なぜ動物に惹かれるのかと質問すると、彼女は「単刀直入に申しますと、人間が嫌いなんです」と苦笑しながら答えてくれた。
人間にしかない体のパーツ、例えば指先などに美しさを見出すこともあるものの、一見無表情なようで、実に豊かな感情表現をしてみせる動物達の方が、何倍も魅力的であるのだという。
尻尾を振ったり、毛を逆立てたり、求愛のために囀ったり踊ったり・・・
表情や言葉だけが全てではないのだと教えてくれる彼等に倣い、キマグレの人は絵を描くにあたって、敢えて鑑賞者から最も共感を得やすい“人間”というモチーフを選ばない。
何かしら動物の要素を一つ取り入れることをモットーとして、あらゆるメッセージを絵で発信すべく、主にシャーペンや色鉛筆を用いて独自の世界を生み出しているのである。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
キマグレの人:創作するにあたって、感情を、人間以外の動物や風景、塗り方で表現しようと思っています。
模写絵から始まり、自分の絵を書いてみたいと思うようになってから現在に至ります。
キマグレの人が自分の作品をSNSで発表するようになったのは、高校卒業間近に控えた頃。
新型コロナウイルスが流行し始め、その後どんどん社会は閉塞していくのだが、自身の絵を見て貰い、また他者の作品を鑑賞することで、彼女の世界は大きく開かれていった。
世の中には、こんな感性や思想を持った人がいるのか。こんな表現方法があったのか・・・
作品との出会いの数だけ驚きがあり、胸の奥底から感動が湧き上がった。
「自分がこれまで、どんなに小さな世界に閉じこもっていたのかを実感し、急に視界が鮮やかに色づいていくような感覚でした」 そう彼女は語る。
「描かれた線も細かいし、絵の背景設定も細やか」
「キマグレさんらしい世界観が好きです」
自身の作品に寄せられるコメントにも勇気づけられ、また創作仲間たちに誘われて、彼女は自由で広大な表現の海に漕ぎ出したのだった。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
キマグレの人:自分の絵を様々な人から見てもらえるという場所が、とても羨ましく憧れていたので、そんな一種の「感情」が伝わったらと思います。
自分が今までに経験してきたこと、蓄積した知識の他、夢の中での出来事や、日頃何気なく目にするものの中に創作のヒントがある。
また、喜びや怒り、悲しみ、欲求など、何かしら強い感情が心の内側から溢れ出た時に、創作意欲を刺激されるとキマグレの人は語る。
仕事の休憩時間にもアイディアを膨らませ、帰宅後にざっくりとイメージを描き起こし、zoomで仲間たちと語らいながら製作に取り掛かる休日は、この上なく楽しい憩いの時間であるそうだ。
今後の目標について訊いてみると、「私の絵が誰かに何かしらプラスの影響を与えたり、絵を欲しいと思ってくれる人が少しでも増えたら、それだけで充分だなと思います」と話してくれた。
彼女に敢えて、次のような質問を投げかけてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
キマグレの人:差別問題など偏った考え方より、様々な考えが存在しているという方が大切な意識だと思っています。自分が出せる環境があまりないと感じるのはそのせいなのでしょうか。
(取材/執筆:大石)
キマグレの人の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2025を、どうかお見逃しなく!
キマグレの人のSNSも、是非ご覧ください。
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X(twitter): @kiimagure_20
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