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花桃 in GIFT2025


会期:2025年5月8日(木)~5月11日(日)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。

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新しいショッピング体験を、どうぞお楽しみください。





二羽の鳥
「 幸福の鳥たち 」
 

子育が一段落し、何か趣味を持ちたいと考えた花桃が、まず初めに挑戦したのは布絵だった。

色面を布地に置き換え、それをパッチワークのように縫い繋げ、またアップリケのように縫い付けていくのだが、細かな描写にあたっては刺繍も用いる。

その“刺繍”に、花桃は強く心を惹かれた。

実を言うと、子供の頃に家庭科の授業で取り組んだ際は「こうした細かい作業は嫌いだな」と感じたそうなのだが、大人になった彼女はその細かさにのめり込んだのである。

そして、布絵の一部としての刺繍だけでは物足りないと、刺繍絵画に専念するに至ったのだった。

当初は外国の街並みなどを主題に選んでいたのだが、最近は日本の四季折々の風景を表現している。

それは「外国も悪くないけど、せっかくだから自分が身を置く場所の美しい景色を作品にしたいという思いからだそうだ。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


花桃:創作コンセプト:刺繍糸で一つのシーンを形造ることによって感動を生み出す


きっかけは趣味の延長

何かを作り出すことでワクワクした感情になれた


猫とひよこ
「 守る愛 」

1年前から作品のオーダーも引き受けるようになった花桃は、依頼主から提供された資料をもとに、糸を一本一本大切に縫い付けて特別な一枚を生み出している。

要望があるのは、思い入れのある場所だったり、大切なペットの姿だったり、もしくは結婚や入学などの祝い事に似つかわしい図案など様々だ。

資料の写真を忠実に縫い起こすこともあれば、色に変化をつけてたり、新たに何かモチーフを加えてみたり・・・

依頼主がどんな思いを形に残したいと考えているのかを聞き取り、また汲み取って制作にあたっているという。

どんな作品においても、見る人が作品を前に笑顔になってくれるようにと願い、常よりも一針一針に思いが籠るのだそう。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


花桃:絵の具のように刺繍糸1本1本で紡ぐ世界を堪能してほしいし、糸のあたたかさを感じてほしい


桜と錦帯橋
「 山口県錦帯橋 」

三本取りや六本取りなど、一度に縫い付ける糸の本数を増やすことで制作速度を上げることも可能ではあるのだが、飽く迄も花桃は一本取りのみで仕上げることに拘っている。

途方もなく時間はかかってしまうが、その分だけ繊細な描写が出来るし、ゆっくりと作品と対峙するからこそ、そこに確かなぬくもりが宿るのだろう。

無地の布の上に徐々に彩が広がっていく過程は感慨深く、日々“色”と向き合う事もまたとても楽しいそうだ。


糸だけでグラデーションを生み出すことは難しく、根気も必要だが。だからこそ遣り甲斐もある。

色の濃淡を自在に表現すべく、これからもどんどん挑戦し、海など水面を描く作品も多数手がけていきたいと花桃は話してくれた。

また、「写実的なものだけでなく、心象風景に近い作品も増やしていけたら」とも。


仕事や家事の合間合間の作業にはなるが、刺繍針を持たぬ日は一日もないし、また刺繍をしない生活など今では考えられない。

刺繍があるからこそ、日々生きることへの目標、夢、希望を持つことができたのだという。

いずれは刺繍三昧の日々を送ること、それが花桃の願いだ。


取材の最後に、彼女に敢えて次のような質問を投げかけてみた。




Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


花桃:心が震えるような感動


(取材/執筆:大石

 

花桃の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

GIFT2025を、どうかお見逃しなく!


花桃のSNSも、是非ご覧ください。

instagram: hanamomo326

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