烏兎 in GIFT2024
会期:2024年3月7日(木)~3月10日(日)
会場:Gallery IYN
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「一緒に同人即売会で本を出してみない?」
友人の誘いがきっかけとなり、アーティスト烏兎は誕生した。
小説執筆も初体験なら、表紙の絵を描くのも初体験。
それまで「創作」とは縁遠かった烏兎だが、「面白そうだな」と短編集に挑戦し、コピックを用いて描いた表紙画は思いのほか上出来だった。
まったくの初心者であるのに、難なく作品を描けたこと、自分に表現者としての側面があることに驚いたという。
その後もう1度即売会に参加して以来、物語を綴る筆は休めているが、絵筆は断続的に動かし続けて現在に至る。
時折暇つぶしに描いては年単位で休止し、またその内に描いて・・・と繰り返して来たが、ここ3~4年は創作活動に本腰を入れているそうだ。
独学で透明水彩とデジタル技法も習得し、淡い儚さを演出したい時とはっきりしとした色調で主張をしたい時とで、画材は使い分けている。
ただ「綺麗」なだけの絵ではつまらない。
烏兎が目指すのは、妖しさや翳りの中から美がにじみ出るような、そんな魅惑的なイラスト表現。
また、ストーリー性も感じられるよう、制作時にはぼんやりと作品背景・・・その世界観に思いを馳せているのだとか。
いずれもインパクトが強い烏兎の作品を前にすると、心を大きく揺さぶられ、「美」というものの何たるか、その奥深さを教えられるようだ。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
烏兎:小説を即売会で出すにあたり、
表紙はなにか絵があったほうがいいね、とアドバイス頂いて、絵を描いたのが始まりです。
27歳の頃です。
それから何度も描かない時期はありましたが今では唯一続けられている
趣味というか、
ほぼ生き甲斐に近いものがあると思います。
SNS上で作品を発表をする中、作品について否定的な意見を投げかけられ、烏兎は一度、深刻に筆を折ろうと考えたことがあるという。
丁度描きかけの作品があったので、その絵の出来栄えに、彼女は創作者としての己の命運を委ねることにした。
「思った通りの仕上がりにならなかったら、画材も全て捨ててきっぱりとやめてしまおう」と。
私たちが今も烏兎の作品を目にすることができるのは、その時彼女が己に打ち勝って、創作を続ける道を選んでくれたから。
傷ついた心を奮起させて立ち向かうことができたのは、彼女の絵を「好きだ」と応援してくれるファンの思いが背中を押してくれたからかもしれない。
あたたかい励ましの言葉に、涙したこともあった。
創作を通じて巡り合えた人々の優しさに感謝を込めて、烏兎は自身の信じる「美」を追いを続けている。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
烏兎:私は常に、美しいものを生み出したいと考えています。ただの美しさではなく、少しの闇や影や妖しさのある様なものを目指しております。
なにかそういったものをお届け出来れば幸いです。
長年 精神疾患を抱えてきた烏兎は、ここ1年ほどで急激に病状が悪くなり、現在は自宅で療養中だ。
入院中は、絵が描けずにもどかしかったが、退院後はリハビリを兼ねて創作に打ち込んでいる。
描くことが唯々楽しく、上手く描ければ嬉しいし、気持ちを落ち着けることもできる。
「絵を描くことで得られる充足感が、心の回復の手助けになっていると感じる」と、彼女は話してくれた。
もし絵がなかったら、まだ快方に向かえていなかったかもしれない。
卓上で小さめの作品ばかり描いているが、イーゼルに立てかけないと描けないサイズの作品にいつか挑んでみたいと、新しい展開も考えている。
絵と共に着実に前へ進もうとしている烏兎に、敢えて社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q.現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
烏兎:人の立場に立って物事を考えるだとか、言葉をかけるだとかそういう
思いやりのようなものが欠落して気づけばヘイトのようなものに溢れているな、とは思います。心無い言葉で真剣に筆を折ろうとしたこともありました。そもそも、わたしは自己肯定感が低いせいか、そういったマイナスの言葉にはとても弱く、敏感に受け止めてしまいます。ですので、なにかを発信する時は無意識的にも誰かを傷つけたりはしていないか、考えているつもりです。
(取材/執筆:大石)
烏兎の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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