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宇美 in GIFT2024


会期:2024年3月15日(金)~3月18日(月)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


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アートイラスト
「 ソウリュウ 」

宇美 経歴


・ルサロン展入選 2022


・インスタグラムに絵の投稿を初める



 

※写真は光調整などの加工をしております。

※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。













それは、新型コロナウイルスの大流行が始まる少し前だった。

定期健診の待ち時間が思いのほか長く、時間を持て余してしまった宇美は、手慰みに紙と鉛筆で落書きを始める。 現在はアクリル絵の具を用いた抽象表現をメインにしているが、その時は ただ何とはなく好きな芸能人の似顔絵を描いてみた。 学生時代の美術の授業は好きでなく、与えられた画題を指導されるままに描き写す作業には魅力を感じなかった宇美だが、検査室に呼ばれるまでの時間は不思議と楽しく、彼女は夢中で鉛筆を走らせていた。

何か新しい趣味を持ちたいと丁度考えていたところだったので、宇美は検診日以降も絵を描くようになる。 最初は人物画だったが、次第と自身の胸中から湧き出る、捉えどころの難しいエネルギーのようなものを画面に描き表すようになった。

抽象表現の方が描いて楽しく、作品を見た親類にも「こっちの方がええやん」と好評だった。


思い返せば、小学校の授業で一度だけ絵を描くのに熱中したことがある。

その時だけは、特に制約もなく自由に描いて良いと言われ、木の真ん中に心臓があるというイメージで作品を仕上げた。描くことが苦痛でなく、むしろ意欲的に取り組むことができたという。

それは宇美が幼少期からはっきりと独自の感性を持ち合わせていたことを物語っていると言えるかもしれない。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


宇美:病院の待合時間がとても長かったので暇つぶしに絵を描いてみたらはまってその後も描くようになった。


アートイラスト
「 生祭 」

独自の感性を持ち、それを育てることは人生を豊かにする一方、社会においていつでも良い効果が得られるとは限らない。


小学生の頃から、宇美は自分が周囲と合わないと感じることが多かったという。浮いてしまわぬように、一人にならないように・・・恐怖心から他者に合わせるようになり、社会人になる頃には、自我を押さえつけて立ち振る舞うことが習性になっていた。


だが、宇美は次第に自分がわからなくなる。

自分は何が好きで、何が嫌いなのか。それさえも不明瞭になってしまった。

孤独にならないために無理をしたところで、心が満たされるわけでもなく、楽しくもない。

心が疲弊してしまった宇美が、精神療法で全快するまでには、約10年もの歳月が必要だった。


そんな経験をした宇美だからこそ、誤魔化しなく真っ直ぐに、自身の中の世界を表現できるのかもしれない。


「せっかくなら絵をコンクールに出してみれば」と身内に背中を押され、公募展に出展したところ、見事入選。自分が評価されるということに驚いた。 周囲と合わない、なにか違う・・・そんな思いから「自分はこの世に存在してはいけないのでは」とさえ感じていた自分の絵が、他者に認められたという衝撃。 「自分らしく生きることを許された」そんな感覚が、今も宇美を支えている。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


宇美:絵を見た後に、気持ちが前向きになれたり、良い息抜きになれば嬉しく思う。




展覧会の写真
「夢色三原色~青~」展示風景 画面右上が宇美の作品

絵を描いている時、宇美は現実を忘れることが出来る。 しんどいこと、苦しいことを忘れ、もっと深層にある思いをキャンバスにぶつける。インスピレーションが色褪せぬうちに、鮮やかに、力強く・・・

大きさにもよるが、宇美はなるべく30分以内に描き切るように心掛けているそうだ。 長時間かけて良い結果にならない時は、描いていることはしんどくなってしまう。しんどい気持ちが絵に流れ込まぬよう、作品とは的確な距離を維持する。 思えば、周囲に対して息苦しさを感じ始めた幼少期に、ストレスを与える環境から逃げても良かったのかもしれない。 逃げ出せば自分は弱虫と見なされるのではないか、そんな思いが彼女の退路を塞いでしまったのだが、「なにが幸せかは、自分で決めるもの。他者にどう見られるかが問題ではなかった」と宇美は当時を振り返る。

そんな彼女に、敢えて社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。




Q.現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


宇美:こうでなければならないと決めつけすぎだと思う。例えば、学校に行くことが正しい、フリースクールに行くのは良くないみたいな考え方は頭がかたいと思った。学校に行く人も必要だけどフリースクールに行く人も必要。全員が学校に行く世の中は面白くないし、全員がフリースクールに行く世の中は面白くない。どちらもあるから世の中は少し面白くなると思う。だから大事なのは自分がどうしたいか、どちらが毎日を楽しくすごせるかだと思う。


(取材/執筆:大石)

 

宇美の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

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