柴崎ちゃつね in GIFT2024
会期:2024年1月19日(金)~1月22日(月)
会場:Gallery IYN
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柴崎ちゃつね 経歴
・2021年 東京デザイン専門学校卒業
・「お砂糖の魔法展2021~Sugar Magic~」出展(AAAギャラリー)
※写真は光調整などの加工をしております。
※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。
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小学生の頃に、知人から譲ってもらった小学館刊行の少女漫画誌「ちゃお」。
はじめて目にする「漫画」というものに、少女だった柴崎ちゃつねは夢中になる。
それから長らく「ちゃお」を購読し、漫画を模写したりオリジナルキャラクターを描くなど、その情熱は内申書に「休み時間は外へ遊びに行きもせず、ずっと教室で絵を描いている」と書かれてしまう程だった。
自身の創作漫画を級友たちに見せたところ、その作品がクラスでブームになり、自分の作品は他者に受け入れられるのだということが大きな自信につながった。
しかし高校時代、イラストコミュニケーションサービスpixivで絵を発表していたところ、級友が「下手なのに、よく投稿できるよね」と彼女を評しているのを人を介して知っていまう。
挫折感と屈辱をバネに描画力を磨いたが、以前から自分が好きなものを追及して描いたり、自分が良いと思う服装を選んでいるだけで、周囲から「変な子」というレッテルを貼られてしまっていた。
陰口や無視など理不尽ないじめにも遭うなど、「自分らしくいる」ことで苦しみを負った思春期だった。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
柴崎:元々創作始めたきっかけ自体は小さい頃もらったとある漫画雑誌ですね。……2003年5月号のちゃおです。いろんなきっかけがそこに詰まってるので覚えてますよ。背表紙擦り切れるほど読みましたねあれは。
他に影響受けたのは今石洋之さんの作品ですね……平たく言えばトリガー作品 大好きなんですよあの 絶妙にデフォルメチックな勢いある作風。
あと、私の創作の特徴は「kawaii」系無ことだと思うのですが、一言でまとめるとこの言葉が一番合うかなと思います。この作風になった一番の要因は尊敬していてとても好きなクリエイターさんの影響が大きいと思っています。
その方の名前は増田セバスチャンさん、きゃりーちゃんのPVの美術とかKAWAII MONSTER CAFEの内装とか……って言えばわかる方も多いかな……
増田さん、自分にとって本当に大きい存在でだいぶ影響受けてるんです。上京してきた大きい理由も、KAWAII MONSTER CAFE初めて入った時の衝撃が忘れられなくてどうしてもデザインとかを東京で勉強したくなった みたいな感じですし……
ほんっとうにすごいんです増田さんの作品。kawaiiって概念を圧縮したらこうなるなって世界観で。
ああいう、極彩色でカラフルでちょっと不気味な世界観を目指してます。
高校生になって持ち始めたスマートフォンで、インターネット情報を多く得るようになり、柴崎は株式会社トリガー制作の和製カートゥーン作品や、海外ゲームに親しむようになった。
また、テレビで見た原宿の様子が目に焼き付いて離れず、「原宿KAWAii文化」に強烈な憧れを抱いた。
だが、地元の大学に進学してからも、周囲の目は柴崎の好みや個性に冷ややかであった。
それでも仲間外れにされて居場所がなくなるよりはマシと、いわゆる「いじられキャラ」に徹していたが、4回生の時に限界が来る。周囲の目を気にしなくてはならない生活に耐えらず学校へ行けなくなり、後に中退。
そんな折、デザインの専門学校に通う知人から聞く話に触発されて「自分は本当にしたいことはデザインではないか」と考えた。
大学は欧米言語文化専攻だったが、英語を生かした仕事に進んだところで、その道で自分が何をしたいかはわからずにいた。けれど、デザインや絵の世界なら・・・
そうして専門学校のオープンキャンパスへ参加すべく岩手から上京。
その際に、きゃりーぱみゅぱみゅのミュージックビデオの演出で知られるアートディレクター・増田セバスチャンが監修する原宿のエンターテインメントレストラン「KAWAII MONSTER CAFE」を訪れ、自分の進む道をはっきりと自覚。
東京デザイン専門学校に入り、卒業後も彼女は東京で暮らしている。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
柴崎:元々私出身が田舎の方で。田舎にない変わったものはとにかく目立つ っていう空気感のところから上京してきたんですよね。
地元ではよくからかい半分で「個性が強すぎてうるさい」といわれてましたね。要は変人とか浮いた存在、変わり者ってことです。私が趣味で制作していた創作物も「なんか、……ぽい。好きそう」とニヤニヤされるんですよね。
創作以外の言動に対してもそれだけで片付けられてると、自分がコンテンツとして面白がられているみたいで嫌になっちゃったんですよね。本人たちは……褒めてるつもりだったらしいですけど、私はそう言われているうちに、自分らしさというものがだんだん分からなくなってしまって。
そんな時知ったのが原宿という街です。本当にその街にいる一人一人が輝いているように見えたことを覚えています。初めて原宿という街を訪れた時、これだって思ったんです。人々の個性とイマジネーションによって形作られた素敵な街だなと。ここでなら私は周りからの固定観念から解き放たれて自由になれるなと。
長々となんか言ってますが、周りの言葉に悩んでいる人に、そういう場所を見つけるきっかけになりたいなって思ってるんです。
それは私みたいに原宿とか創作の世界かもしれないし、違う場所かもしれないです。こんな一介の創作人間が何言ってんだって感じですけど……
東京の自由な空気を吸いながら、彼女は自由に自身の感じる「kawaii」を描き続けている。
「変わっている」と評されることもあるけれど、それは彼女を嘲る言葉ではない。
その特異性が好意的に「個性」として、ユニークさはひとつの魅力として、きちんと認めてもらえている。
「変わり者であることは、私の個性。みんなと違うということは、キラキラしていて素敵じゃないですか」と語ってくれた柴崎ちゃつねに、敢えて社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q.現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
柴崎:上の方にも書きましたけど、周りと違うことを面白がるのはちょっと苦手です。みんな認め合おう!マイノリティも理解してくれないとダメ!ってことではなくて、「そういうこともあるんだね」「そういうのもいいね」みたいなノリにみんななれたらきっともっと気楽になれる人が思ってるよりたくさんいるんじゃないかなとは思います。
(取材/執筆:大石)
柴崎ちゃつね の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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X(twitter): @_brainfantasy_
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《 柴崎ちゃつね プロフィール 》
柴崎ちゃつねです。
カートゥーンチックでカラフルなKAWAIIイラストを描く、
インターネット微生物です。
海外のカルチャーと原宿が好きです。
得意👉デフォルメ/擬人化/グラフィックデザイン
X(twitter) @_brainfantasy_
Instagram shibasakki