長沢 正 in GIFT2024
会期:2024年4月4日(木)~4月7日(日)
会場:Gallery IYN
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長沢 正 経歴
2022年「 art art art and art」(Gallry IYN主催、会場:神戸阪急百貨店)出展以降、企画展にて、宣伝活動中。
※写真は光調整などの加工をしております。
※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。
身近なモチーフを親しみの込もった眼差しで捉えた静物画。
それから、記憶の中の情景と空想を結び付けた風景画・・・
長沢正の描く水彩画は、いずれも明るい色調が清々しい作品ばかり。
実は、彼が絵具を用いてカラー作品を手がけるようになったのは つい3年前のこと。
それ以前の彼の表現手段は、高校生の頃から継続していたペン画イラストだった。
雑誌の読者投稿によるイラストページに作品を送るようになって以来、長年に渡り我流でモノトーン作品を描いてきたという。
ペンは非常にデリケートな描画材料だ。
指先の少しの揺れ、震えがダイレクトに線に影響してしまう。
乱れのない線を描くために、長沢は心機一転してペンを筆に持ち替える。
そこから、彼の表現する世界は大きく大きく広がったのだった。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
長沢:30年以上、Gペンと製図用インクを使い、手の震えで乱れた線しか描けないために、雑誌のイラストコーナーに載る程度でしかなかったモノクロ画から、カラー画も描こうと思い立ち、2021年より透明水彩を用いて、モノの絵(静物画)という、基本的なところから、カラー画をスタートしました。
ペン画であれば線ががたついてしまったところが、柔らかな筆の穂先は手の震えを吸収し、安定したタッチで描写することを可能にしてくれた。
自身の描画技法に行き詰まりを感じていた長沢だったが、絵具と筆は 鮮やかに彼の進む道を切り開いてくれたのである。
初めは透明水彩のみを用いていたが、途中から不透明水彩も併用するようになった。
下層に影響されない鮮やかな色味を上層に塗ることが出来るようになり、表現の幅は増々広がっていく。
“色”を扱うようになってから、長沢が直面したのは色を選ぶ難しさ。そして調色する難しさ。
だが、これぞと思う色調を生み出せたときの達成感は格別であるという。
納得のいく作品が仕上げられた喜びは自信に繋がり、また作品をSNSで積極的に発信していく中で、クリエイターとの交友も広がった。
また、タイムラインに流れてくる 自分とは異なる感性で描かれた作品に刺激を受け、「自分ならこう描くかな」という閃きも生まれるのだとか。
そうして水彩画表現の腕を独自に磨き、2022年末にはGallry IYNが主催する神戸阪急百貨店での展示販売会「art art art and art」にて、初めて原画作品を鑑賞者の前に披露。
静物から植物、動物から人物へと、描くモチーフの幅も年々増えて、長沢は今、更にもう一歩踏み込んだアートを生み出そうとしている。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
長沢:モノ一個から対象を拡大していく道のりと、そこから派生した、手製ミニ丸額絵をどうぞ。
長沢が1年程前から取り組み始めた主題。
それは「人間が現実には到達し得ない視点からの景色」だ。
植物が土の下で根を四方八方へ張り巡らした様を、そのまた更に下の位置から見上げた構図で描いてみたり・・・
“想像”することでしか見ることのできない情景を可視化する。これは、絵を描くということの本質であると言えるかもしれない。
空想したイメージに説得力を持たせるため、長沢は可能な限り写実的な描写をしたいと考え、モチーフの形状、光の当たり方、影のでき方など様々な要素に気を配っているという。
水彩という新しい手法から、新しい世界観までも手に入れた長沢正。
彼に敢えて、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
長沢:社会の乱れと荒れ果ては、整えようとすると、人数かけて叩き伏せる傾向にあり、とどまるところを知らないと感じています。
(取材/執筆:)
長沢 正の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2024を、どうかお見逃しなく!
長沢 正のSNSも、是非ご覧ください。
twitter: @rind0n_ya
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「もう少し、宣伝を行い、段階を踏んで仕事へと移行します。」by 長沢 正
《 長沢 正 プロフィール 》
1970年11月22日生
絵を描くこた自体は、幼少のころから。
中学校では美術部。高校卒業後、就職。
30年以上、雑誌のイラスト投稿どまり。
2021年 静物画をSNS上にアップ。
2022年 IYN主催 神戸阪急の企画展に初出展。