白田マコ。 in GIFT2024
会期:2024年3月1日(金)~3月4日(月)
会場:Gallery IYN
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白田マコ。 経歴
・京都精華大学卒業(2020年)
・ 2020年「食べる・食べる・食べる展」出展 (AAA Gallery)
・2022年「やわらかい展」出展 (AAA Gallery)
・2023年「何気ない日常展」出展 (Gallery IYN )
・2023年 artbook事務局出版 ART BOOK OF SELECTED ILLUSTRATION「FOOD2023」掲載
※写真は光調整などの加工をしております。
※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。
白田マコ。が、絵のモチーフとして「食べ物」を意識し始めたのは大学在学中のこと。
それ事前は人物イラストを好んで描いていたが、イラスト科の授業の課題の中で かじりかけのパンを描いたことをきっかけに「私も食べることが好きだし、『美味しそう』と思ったものを絵で表現するのも良いかもしれない」と感じたのだそう。
それ以来、美味しかった食べ物を描き残したり、写真に撮って記録するようになった。
彼女が目指すのは、とにかく「美味しそう」な絵。
フードイラストは描かれた画面を視覚的に楽しむだけでなく、「お腹すいたな」「これ、食べたくなってきたな」と、鑑賞者の心を動かす力がある。
社会人になってからは時間の制約もあるが、可能な限りのペースで白田は、鑑賞者の心と胃袋を甘く誘惑し、ワクワクさせるようなイラスト作品を、SNSや諸ギャラリーの展覧会で発表し続けている。
ギャラリーや広報団体から声をかけてもらったり、展示などによって普段の生活では出会えない経験ができたり、たくさんの人と繋がることができたりと、絵が多くものを与えてくれたと白田は語る。
絵は、彼女の人生をより味わい深いものにする特別な調味料だ。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください
白田:「日常の中の特別なひととき」を誰もが欠かせない「食」に当てはめ、それをテーマに制作をしています。
大学在学中に、自分が特別だと思える瞬間・幸せだと思う瞬間が「食」であることを感じてから、
卒業後の現在に至るまでその時の感情を大切にしてイラストに落とし込めるようにしています。
白田が在学中から愛用しているのは、透明水彩絵の具と色鉛筆。
描画をするにあたり、ややせっかちな所があるという彼女には、油絵の具は乾くのに時間がかかりすぎ、かと言っててアクリル絵具は細々とした描き込みを終える前に乾いてしまう。
水彩と色鉛筆が、彼女にとって一番相性の良い画材であり、自分の癖や短所をカバーしてくれる心強い味方だ。
描画の際に特に気を付けているのは、色彩。
大学では補色同士を混ぜて作ったグレーで微妙な濃淡・陰影の表現すること学び、その他にも色に関して悩んだ際は配色や混色方法など授業内容を思い返すようにするなど、学生時代に得たものは大きかった。
何より、学友たちと切磋琢磨して、閉門ぎりぎりの22時まで雑談を交えながら作品作りに打ち込んだ青春の日々が、今でも恋しくなるほど眩い思い出であるという。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
白田:「このケーキ食べたくなったなあ」「お腹空いた!」「そういえば最近ケーキ食べてないから帰りに買って帰ろうかな」等々、ご自身の特別な時間を思い出して、その時間を大切にするきっかけになれば本望です。
お腹を空かせるイラストを描けるよう励みます!
美味しい料理は、食べる人に幸せな時間を提供してくれる。
白田が特に好んでいるのはオムライス。
綺麗な半熟オムレツを作ることに熱中していた時期もあった程だが、他にも好きな料理は和洋中を問わず、たくさんあって数えきれない。
現在はスイーツやパンを主に描いているが、それに加えてあらゆる料理やお酒も絵で表現していきたいと、彼女は考えている。
それに加え、人物も部分的に画面に取り入れることで、より物語性や深みを感じられる絵作品にできないかと模索中だ。
また、彼女は苦手意識のあるアクリル絵具にも挑戦意欲を見せており、メディウムを用いてこれまでとは異なるテクスチャー、雰囲気の絵も生み出してみたいという。
様々な食べ物が、白田マコ。の手によって描かれることを待っている。
食を楽しみ、食と向き合うことで心が満たされることを知る彼女に、敢えて社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q.現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
白田:立派なことは言えませんが強いて言うなら「想像力」かなと思います。
芸術は作り手の「この作品を作るにあたって何をどう感じたか、それをなぜこんな風に表現したか」を考えることが多いかと私は考えていて、それが人の気持ちに寄り添うことに似ていると捉えています。こちらが思考を膨らました結果に正解はほとんどありませんが、作者の制作当時や制作意図を想像する力がないと人の気持ちに寄り添うことができないのではないかと感じます。私の周りで人に辛くあたったり、自分よがりな発言ばかりする人を見ると「私は芸術に携わっていて良かったなぁ」と切に思います。
(取材/執筆:大石)
白田マコ。の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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白田マコのSNSも、是非ご覧ください。
instagram: @shiratamacolon
twitter: @whitetamaco
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「食にまつわるもの、描きます!挿絵などにも挑戦してみたいと思っておりますのでよろしくお願いします。」by 白田マコ
《 白田マコ プロフィール 》 大阪在住
京都精華大学 卒業
現在は不定期に複数のギャラリー様の企画展に出展しており、イラスト作家として活動中。
透明水彩と色鉛筆を使用し、
食にフォーカスを当てて『特別なひととき』を表現しています。
美味しそう、と少しでも感じていただければ幸いです。