Setsuna. in GIFT2024
会期:2024年10月25日(金)~10月28日(月)
会場:Gallery IYN
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Setsuna. 経歴
・イラスト専門学校出身
・2023年5月 Gallery IYN「夢見る少女展 vol.2」出展
・2024年2月 Gallery IYN「顔展 vol.5」出展
※写真は光調整などの加工をしております。
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遊びがてらに何とはなく絵を描くことは好きだったが、中学生の頃のSetsunaは、まだ「イラストレーターになりたい」という意識は持っていなかった。
彼が絵と真剣に向き合い、追いかけるべき夢と位置づけたのは高校生に上がってからで、偶然SNSで目にした或るクリエイターの作品に衝撃を受けたことが切っ掛けだった。
「背景を描きこまなくても、ここまで世界観を表現することができるのか」
もともと細かな描き込みが苦手であったが、このような作風もあるのなら、自らも同様のものを目指そうと彼は歩み始める。
しかし実際に描いてみると、多くを描かずに見応えのある作品に仕上げることが如何に難しいかということを痛感した。
少ない情報量で的確にメッセージを伝える、モチーフの形状・形態がきちんと感じられるように描くということは決して容易なことではない。
画面からシンプルな印象を受けるとしても、それはシンプルに見えるように描いているということであって、描き方がシンプルという訳ではないのだ。
なかなか憧れの人のようには描けない・・・
だからこそ湧き上がる挑戦意欲を原動力に、Setsunaは独自のイラスト表現を掴み取ろうとしている。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
Setsuna.:元々は、アナログ二次創作で趣味程度でやっていましたが、プロイラストレーター望月けい先生に出会い憧れたことがきっかけで創作活動を始めました。
創作コンセプトは、紫の色を作品に組み込むこと。
構図はシンプルに、中身はこだわり。
です。
描画力、表現力を向上させるべく専門学校に進んだSetsunaは、そこで「自分以外の世界を知ることが出来ました」と学生時代を振り返る。
周囲を見渡せば、誰もが絵の道を志す人ばかり。
そんな環境に初めて身を置き、「こんな描き方もあるのか、こんな考え方もあるのか」と、視野が一気に広がったそうだ。
この学生生活をもし体験していなかったなら、敬愛する 望月けい の真似だけで終わってしまっていたかもしれない・・・そう彼は考えている。
昨年は自らの経験不足を補うべく「とにかく実績を積まなくては」と、様々な仕事の依頼を引き受けて来た。
YouTubeなど動画用のイラストやアイコンイラストの他、家の外壁に描画をしてほしいと頼まれたことも。
あらゆる要望に積極的に取り組むことで腕を磨いてきたが、依頼主のない完全なるオリジナル創作では、どのような個性を発揮できるのか・・・GIFT展はそれを見直す機会であるとして、彼は展示準備に取り組んでいる。
自らの嗜好、描き癖を見つめ直し、見えてきたのは“綺麗”と同時に洗練された“かっこよさ”、スタイリッシュさを求める心。
まだ探求の途中であるので、GIFT展で一体どんな「自分」が確立されるのか、楽しみな反面不安もあるという。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
Setsuna.:創作は自由であることが何より大事です。
なので、自分の作品を見てもらって、概念に捕らわれないで好きに描いて良いと思ってお貰いたいですね。
それと、私が創作を始めたきっかけと同じように、誰かに夢を与えたいですね。
展示に向けての意気込みは、少しでも多くの人に印象を与え、覚えてもらるように制作にあたりたいと思います。
いつかは絵だけで生計を立てられるようにと日夜奮闘しているSetsunaだが、根を詰め過ぎてしまうと、描くことが嫌になってしまうこともある。
そうした際の息抜き、娯楽の時間を大切にすると共に、締め切りが重なるなどして時間的にも体力的にも追い詰められた時に、最も助けられるのは、身近で話を聞いてくれる人の存在だ。
絵を描いていると、どうしても内へ内へと引きこもりがちになってしまうが、誰かの喋ること・・・夢を語ることは勿論、不安を吐露したり、他愛のない話に興じたりすることから力を貰うことができるので、友人との接点を失わないよう普段からコミュニケーションを取るようにしているそうだ。
今後はグッズ展開につながる仕事も請け負ってみたいし、嘗て引き受けた外壁の描画が楽しかったので、ショッピングモールの壁面など、より大きな場所で創作に取り組みたい・・・Setsunaは自らの可能性を、より大きく広げていきたいと考えている。
彼に敢えて、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
Setsuna.:現代社会に欠落していると感じるほど、不満を持っていないですが
自分自身に欠落していると感じる事は、考えれば考えるほど切りがありませんが、強いて言うなら
背景ですね。
背景を描く回数が少ないので、バリエーションを広げるためにも、描けるようにしたいです。
(取材/執筆:大石)
Setsuna.の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2024を、どうかお見逃しなく!
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《 Setsuna. プロフィール 》
おはようございます、Setsuna.です。
フリーでイラストレーターをしています。
今回の展示会では、私のフェチをテーマにイラストを制作致しました。
私の好きな物、色、描かれてるものが私というイラストレーターの世界観です。
どうぞ、ご堪能下さい。