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紗玄 in GIFT2024


会期:2024年1月19日(金)~1月22日(月)

会場 Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


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街並み
「 新しい朝へ 」

紗玄 経歴


・都立工芸高等学校、マシンクラフト科 卒業


・2020年『モノクロ展』出展(Gallery IYN)


・2022年『私の世界展 vol.1』出展(Gallery IYN主催・会場 神戸阪急百貨店)


・2023年『MESSAGE展vol.5』出展(Gallery IYN)


・2024 ART JAPANクリエイタージャパンin Australia (Petrie Terrace Gallery)出展予定

 (会期3/6~3/10・3/13~3/17)



 

※写真は光調整などの加工をしております。

※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。



















 






生真面目ゆえに、さまざまな思いが抑圧されていた少女。

ある日突然 我慢ができなくなり、学校の授業中、ノートの片隅にシャープペンシルで絵を描き始めた。

それ以来、勉強尽くしの毎日が一変し、紗玄は夢中になってペンを走らせ続けた。


工芸高校へ進学して制作の基礎を学び、就職してからは多忙ゆえにペンを持てぬ時期もあったが、徐々に絵を描く時間を取り戻していった紗玄。


現在は病気療養中だが、絵は依然として描き続けている。

描くことは時に苦しく、必ずしも癒しや救いになるわけではないが、絵を描くことが自分を自分たらしめていると、彼女は語る。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


紗玄:中学の頃ノートにらくがきしたのが始まりです。

その後高校へ進学し、本格的に立体作品や設計、デッサンを学び日常に絵を描くことが浸透しました。

その時、授業中にどうバレずに絵を描き続けるかを考えた結果、紙とボールペンのみで描く今の作風にたどり着きました。


「 "ギフ 」

かつての自分と同じように工芸高校に通う少女・夢無(「新しい朝へ」に描かれている人物)、


紗玄のオリジナル小説の舞台「記憶世界」を守る管理人MURASAME(「ギフ」に描かれている人物)とBLUE ROSE(「テッド」に描かれている人物)・・・


彼等のほか、紗玄には現在なんと166人のオリジナルキャラクターがおり、彼等を通して様々な情景がボールペンで描いている。

己の心の中にある希望と絶望を描く中、辛かった経験がフラッシュバックしたり、気持ちが重くなる事もあるが、描くことが自分のすべてと、彼女はペンを走らせているのだ。


ノートの片隅に描かれていた小さな世界は、高校以降、作品としての完成度を高め、架空の物語にリアリティを与える細やかで密度のある描き込みからは、紗玄の繊細な感性と感情の強さが伝わってくる。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


紗玄:是非、作品達の中に閉じ込めた世界を見て、何を感じたのか少しでもいいから考えてくれたら嬉しいなって思います。


「 テッド" 」

実は、中度以下の色覚異常である紗玄。

子供の頃から色の判別が難しく、その事に悩んでいた時期もあったという。

しかし、こまかく色を識別できる代わりに多様な色に惑わされてしまう人もいれば、自身と同じように色を見分けにくい人もいたり、色と人の関係は正に十人十色。


また色覚に関わらず、身長差からくる視点の違いや育った感情から来る感性の違いから、同じ空間に居ても見える物、見ようとする物は異なっていた。

彼女の作品にしても、とても好きだと言ってくれる人もあれば、嫌悪感を覚るという人もあったそうだ。

そんな体験の繰り返しから心理学にも関心を持ち、モノクロへの拘りが強まった。


「色」は感情に左右されやすく、たとえば暗い画題であっても黄色などの明るい色を用いれば明るい印象になってしまう。そうした色彩に誤魔化されないモノクロームの世界を、自身の作品を通して知ってほしいと、紗玄は語る。


多くの色を知り得ぬ代わりに、人の感性の多様さを知り、自分の見る世界を肯定できるようになった紗玄。

そんな彼女に、敢えて社会や自分に足りていいと感じているものについて聞いてみた。




Q.現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


紗玄:考えること、だと考えています。

スマホ、AIなど、世界はどんどん便利になってきていますが、その分我々は入ってくるものをただ受け入れるだけになってきている気がするのです。説明はできませんが、感覚的に本当になんとなく。

だから今ここで、作品を見たときに「上手だな~」だけではなくその中に込められた、作者からの言葉に耳を傾けて欲しい。きっと含まれている作品も少ないかもしれません、自分自身も全てに込めているわけではありませんが、音楽でも絵でも、全ての作品にはヒトの心や感情がなにかしら入り込んでいると思うのです。

どうかこれを読んで、なにか受け取ってくれると嬉しいです。


(取材/執筆:大石)

 

紗玄の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

GIFT2024を、どうかお見逃しなく!


紗玄のSNSも、是非ご覧ください。

instagram: @artficial380

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《 紗玄(さはる) プロフィール 》

ボールペン一本で描く画家として活動中。














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