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朧 in GIFT2024


会期:2024年9月19日(木)~9月22日(日)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


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新しいショッピング体験を、どうぞお楽しみください。





切り絵アート
「 漸進 」















 

※写真は光調整などの加工をしております。

※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。

※写真をクリックすると綺麗にご覧いただけます。












幼い頃から工作など手先を使う作業が好きだった朧は、間もなく成人という頃に、ふと且つて切り絵のキットで遊んだ折のことを思い出す。

それは子供向けの初歩的なキットであったし、取り組んだのはほんの一時のことだったので、然程思い入れが強かったわけでなかった。

だが「そういえば楽しかったな」という記憶に導かれ、改めて着手してみると、思いのほか熱中した。

以来、本格的な切り絵手法を独学で学び、社会に出てからも彼女は余暇の大半は創作に打ち込んで過ごしている。


図案の構想から紙を切り抜き終わるまで、その工程は一朝一夕というわけにはいかない。

頭と指先の神経をとことん使う作業ではあるが、仕事を終えて帰宅をした夜間に制作に没入すると、「雑事を忘れて無心になれる」と朧は語る。

目標とした箇所まで切り終えた達成感は心地よく、むろん疲れ果てて作業に手をつけられぬ日もあるが、そんな日は一日が味気なく感じられ、物足りない気持ちになるのだそう。

朧にとって切り絵制作は、とても大切なライフワークになっているのだ。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


朧:最初は動物や植物モチーフで制作していたが、抽象的な模様や幾何学模様をモチーフにした方が自分に合っていると感じた。そして二字熟語からインスピレーションを得て切り絵にすることが多くなり今に至ります。


切り絵アート
「 夜窓 」

絵を描くことは子供の頃から苦手だったので、動植物などの具象的なモチーフだと下絵での段階で非常に苦労したが、幾何学模様にならスムーズに自分の思いを乗せて表現をすることが出来た。

自身にとっての“作りやすさ”に加え、抽象的な図案の魅力は、作り手の意図を超えて幅広い世界を展開させることができ、鑑賞者もまた自由に想像を膨らませることができる点だと朧は語る。


日常生活の中でふと耳にして、興味を持った二字熟語などを書き留めて、言葉の意味や類語、連想できる事物を調べながら朧は作品のイメージを固めていく。

構想段階で新しい知識が増える楽しみは、彼女の人生をより豊かなものにしてくれている。


二字熟語に加えて、今後はタロットカードをテーマにもしてみたいとも考えているそうだ。

カード毎に込められた意味をどう解釈し、図案化するか。

新しいコンセプトは、朧の作風に更に深みを与え、大きく飛躍させてくれる違いない。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


朧:一応作品名はありますが、鑑賞する人によって感じ方は違うと思います。見る方によって違う見方ができるような作品を制作したいです。


切り絵アート
「 記憶 」

切り絵の図案を考える際、たとえば極めて細い線で表現したいと思う箇所があったとしても、あまりに細くし過ぎてしまうと湿気で紙が歪んでしまう場合がある。

いずれの作品も、気候の変化で紙の形状が変わってしまうことも考慮しつつ、作品のテーマ、イメージに沿った図案が考えられている。

歪みを回避するため、他の部位の補助を目的とした線を加えることもあるそうだ。


閃いたアイディアが、切り絵として成立できるか否か。成立させるにはどうしたら良いのか。どうすれば、当初のイメージから然程かけ離れることなく完成まで漕ぎつけることができるのか・・・

そんな思案を積み重ねて、作品が生み出されている。


「ペンで描かれているのかと思った」 そんな声が鑑賞者から寄せられると、「ペン画と見紛う程に自然な線描写になっているのだなと実感できて嬉しい」と朧は語る。

その日のコンディションによっては思うような線を切れないこともあるが「求める線を安定して切れるよう、更に腕を磨きたい」と今後の意気込みも聞かせてくれた。


ただ、時には作品のアイディアが浮かばず、制作の手が止まってしまうこともある。

そうした折は無理をせず、きちんと手と頭を休めることで、長く創作活動を楽しみたい・・・そう朧は考えている。


彼女に敢えて、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。




Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


朧:私自身の体験からだと、上手く自分の考えていることを伝えることができず相手を誤解をさせてしまうことがありました。語彙力がない?言葉の表現が乏しい?と考えることがあります。


(取材/執筆:大石)

 

朧の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

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