Mami in GIFT2024
会期:2024年9月5日(木)~9月8日(日)
会場:Gallery IYN
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Mami 経歴
・2021年9月~ Gallery IYNを中心に出展をはじめる
・2021年9月 「童話展~君に贈る物語~」出展 白鶴賞受賞(Gallery IYN)
・2021年11・12月、2022年8月 神戸阪急出展
・2021年~ プリントパック年賀状デザイン商品化
・2022年9・12月 アート&てづくりバザール出店
※写真は光調整などの加工をしております。
※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。
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内気な性格で、幼い頃は誰かと話すよりも絵を描くことで胸の内を吐露し、結果的に気持ちの整理をしていたというMami。
彼女は時間を見つけては主に女の子をモチーフにしたイラストを描き、少女時代を絵と共に過ごしてきたのである。
けれど、社会人になってからは多忙ゆえに絵を描くことがなくなってしまった。
そうして数年が経過し、鬱病とまでは行かないものの、精神面での“調子の悪さ”を常に感じるようになってしまう。
「なんのために自分は生きているのだろう」と、人生の意味を見失ったような、心に空洞が空いたような心持だったが、その原因が何であるかは見当がつかなかった。
しかし、たまたま友人から「以前はあんなに絵が好きだったのに、最近は描いてないんだね」と指摘され、自分が求めていたのは描くことであると気付いたのだそうだ。
思い返せば、自分は絵を描く以外には悲しいことや苦しい感情を発散する術を持たず、そうした思いを全て溜め込んできてしまったから、今こんなにも心が辛いのだ、と。
そうして彼女は再び絵筆をとるようになった。
また、絵を描かなかった時期に「何か息抜きになるものを」と始めたかぎ針編みの技術も生かしたいと、作品に取り入れるように。
細やかに編み込まれたモチーフを画面に取り付けたり、額縁の装飾として活用したり・・・
まさに絵に“花を添える”ようなかぎ針編みは、Mamiの生み出すイラストレーションに更なる魅力を与えたのだった。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
Mami:物心ついた頃から、絵を描くことが好きでした。
引っ込み思案なので、描く・創るものの、学生時代の美術の授業を除いて人目にふれる所で発表することは殆どありませんでした。
周りの友人から「もっと人前で発表すれば良いのに」と何度も言われるうちに、私でも作品で人の心を動かすことができるかな…
そんな思いで、ようやく本格的に「誰かに観ていただく」と考えて活動したのが約3年前です。
「私だから表現できる」をコンセプトに、「イラスト」と「かぎ針編み(手編み)装飾」を組み合わせた、カラフルで優しい世界観を制作しています。
以前は、親しい友人にさえ自身の絵を見せることが希だったというMamiだが、SNSで作品を発表し、ホームページも設立してから徐々に作品の依頼を受けるようになって、創作に対しての思いにも変化が生じたという。
もともと作品へのこだわりは強い方だが、自己基準で満足するのではなく、依頼主に喜んでもらえる作品に仕上げなくてはと、一層作品に妥協ができなくなったのだそうだ。
依頼主の要望あっての作品なので、自由気ままに作る訳にはいかないが、制約があるからこそ気が引き締まり、時には苦手な描画モチーフに挑戦しなくてはならないこともあり「とても勉強になります」と彼女は語る。
最初はもちろん「期待通りの作品を作れるだろうか」と、不安や戸惑いも大きかった。
けれど その不安に立ち向かい、乗り越える過程も楽しめたらと、前向きに活動を続けて来たのだそう。
今は中断しているが、一時期はアートイベントで店頭に立ち、来場者と対話して販売を行っていたこともある。
鑑賞者の生の声、リクエストを聴ける機会はとても貴重であり、今後も少しずつ再開したいと考えているとのこと。
嘗ては他者との関わりに苦手意識もあったMamiだが、アート活動は彼女の心の扉をそっと開け、外界の風を取り入れる役割も担ってくれているようだ。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
Mami:"観てくださる方が「楽しい」「嬉しい」「癒される」など、心が上向きになっていただけたら幸せです。
有りそうで数少ない「イラスト」と「かぎ針編み装飾」で表現する世界観を、これからも展開していきますので、どうぞお楽しみくださいね!"
かぎ針編みは、自分が思い描いた通りの色の糸が入手できるとは限らず、手芸店の店頭に並ぶ中から選ばなくてはならないという点で、どうしても制約がある。
しかし それ故に、自身の考えだけでは閃かなかった色と出会うこともあり、Mamiにとって この制約もあながち悪いことではないらしい。
糸を選んだら、次はそれを如何に編むかが問題だ。
モチーフの図案集の中にイメージ通りのものがある訳でもなく、また近いものであってもサイズが絵に合うとは限らない。
作品にぴったりな編み方にたどり着くには試行錯誤が必要で、想定よりもモチーフが大きくなってしまったり小さくなってしまったり・・・失敗を重ねながら答えを探していくのだそうだ。
イラストにおいてはかぎ針編みのようにルールに縛られることなく、自由に表現をすることができるが、顔の表情がうまくいかなかったり、色合いに満足できず、行き詰ってしまうこともある。
どの工程においても。楽しんで取り組めなければ、良い仕上がりにならない。
「ど壺にはまりそうだな」と感じたら、Mamiは必ず制作から一旦離れることに決めているそうだ。
料理をしたり、外出をしたり、なにか違う作業を挟んでみれば、冷静に解決策を導き出すことができるのだと言う。
絵を再開してからデジタル技法とデザインを学んだMamiは、創作の中では配色に一番気を配っている。
鮮やかで明るい色彩が好きだが「目がチカチカするような、疲れる色調になってしまってもいけない」と、何通りもの色をパソコンでシュミレーションしているのだそうだ。
見る人の心を明るくさせると同時に、心を落ち着かせてくれる・・・それがMamiの手がける作品の一番の魅力と言えるだろう。
作品を通して他者と触れ合い、「些細なことかもしれませんが、自分のできることが、誰かの幸せに繋がっていることを嬉しく思っています」と彼女は語る。
敢えて彼女に、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
Mami:私自身、自分の本音を表現する点が欠落していると感じています。
少数派は批判されるような世の中のように思いますので、無難にふるまってしまうんです。
もう少し、個性・意見を認め合える優しい世の中になると良いですよね。
そういう点が、作風に表れている気もします。
(取材/執筆:)
Mamiの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
GIFT2024を、どうかお見逃しなく!
MamiのSNSも、是非ご覧ください。
instagram: @mami_macchibaco
X(twitter): @MacchiBaco
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mail@macchibaco.com
「お仕事のご依頼・ご相談・フォローなど、お気軽にどうぞ!」by Mami
《 Mami プロフィール 》
額装は、カラフルでポップな色彩のデジタルイラストと、かぎ針編みモチーフを融合した「ユニークな作品」を制作。
「私だから描ける・創れる作品をカタチに」をモットーに、デザインもできるイラストレーター・作家として活動中。