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吹井 in GIFT2024


会期:2024年1月25日(木)~1月28日(日)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。

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炒飯の擬人化イラスト
「 ハロウィンの絵 」

吹井 経歴


2013年~2017年

 ソーシャルゲーム キャラクターイラストなどを手掛ける



 

※写真は光調整などの加工をしております。

※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。



















幼い頃から絵を描くことが好きで、描くことは決して特別な事ではなく、食事や睡眠など、別段意識をせずに繰り返している日常の行動と変わらないと語る程に、創作は吹井の生活の中に溶け込んでいる。


バンダイが発売する「神羅万象チョコ」の付属カードが大好きで、その絵を模写したり、ふと思いついた場面を漫画で描いてみたり。

学校の授業中に絵を画いて怒られたこともあったが、絵を描くことが好きなのかと問われると、疑問符が浮かび上がる。

好きとか嫌いとか、そうした対象ですらない。

ただ、気が付いたら、いつも何かを描いていた。


かつて絵を描いていたという父親からペンタブレットを貸してもらい、デジタルイラストを描き始めたのは中学生の頃。

以来、独自に技法を習得して、pixivで作品を発表していたところデイリーランキングにランクインするようになり、絵が仕事に繋がっていったという。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


吹井:どんなに非現実的な設定のキャラクターにも生理現象が存在するようにしています。生きていることで生じる煩わしさの上で活躍する姿がかわいいからです。


アップルパイの擬人化イラスト
「 エンバーミング 」

絵のことで悩みを抱えたことは殆どない吹井だが、成人する頃には自分の苦手とするものが解るようになり、やや行き詰まりを感じたことがある。


独学ゆえに技術と知識が不足しており、自身の構図には魅力が足りていない。

また、蒐集していたカードの影響で立ち絵ばかりを描いてきた為に、作品が安定感を重視した全身像に偏り勝ちだ。


そうした気付きから、吹井は意識的に作品には動きが出るように心がけているそうだ。多少アンバランスであったとしても、生き生きとした画面になるのなら、均衡や整合性よりも躍動感を大切にしている。また、バストアップの構図も練習中とのこと。


自身の持ち味は、決してイラスト画中や創作漫画の世界をきれい事だけで造り上げるのではなく、清濁併せ持った魅力を持たせることで、ファンタジーの中の人物にもリアリティを与え、魅力的に見せることだ。

そうしたこだわりには、思春期に愛読した西義之の漫画作品「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」など、架空世界ながらも鋭い人間考察から生まれた現実味のある物語構成に影響を受けているという。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


吹井:意気込みは、締め切りに間に合うようにすること。

鑑賞者にGIFTしたい気持ちは「後回しにしているやるべきことがあるなら今すぐ取り掛かろう」です。


プリンの擬人化イラスト
「 イースターの絵 」

吹井のイラストレーション作品の多くは、たくさんのモチーフ、アイテムが描き込まれている。

一枚の絵を長い時間をかけて、隅々まで楽しんでもらえればという思いから、段々と描画が増えていくそうだ。

SNSのタイムラインの上では実に多くのイラスト作品が瞬間的に消費され、流されていってしまうが、絵を見返すごとに新しい発見があるような、鑑賞者が各々の絵解きを楽しめるような、そんな作品を描ければ良いなと感じているとのこと。

「といっても、途中で飽きちゃって描き込めないこともあるんですけどね」と、吹井は笑いながら話してくれた。


吹井は、自分のやりたくないこと、気が向かないことは決して無理はせず、自分の道を自分のペースで歩み続けてきた。

マイペース故に、作品の入稿提出が締め切りの23時59分になってしまうこともあるのだとか。

気負い過ぎることなく、ただ坦々と・・・そんな制作ペースを貫いていつ吹井に、敢えて社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。




Q.現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


吹井:「休息」とか「余裕」とかかな…と思います。結論から言うと私はSNSをやめたいんですけど、なぜかというと「遊び疲れる」という言葉があるように、いくら自分の好きな情報だけ追っていたとしてもやっぱりとんでもない量が目に入るので、無意識のうちに疲れてしまうんですね。多分多くの人もそうなんじゃないかなと思います。今やコミュニケーション、連絡手段として必須になってしまったので気軽に断つこともできず、疲労がたまる一方… だからせめて、自分のペースで好きなものだけに集中できたり、話を合わせるために興味のないものに目を通さなければ孤立してしまうようなことのない社会であってほしいなあと思います。


(取材/執筆:大石)

 

吹井 の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

GIFT2024を、どうかお見逃しなく!


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《 吹井 プロフィール 》 吹井(ふきい)ですよろしくおねがいします















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