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いだちえみ in GIFT2024


会期:2024年10月31日(木)~11月3日(日)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。

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グラグラフィックアート
「icon」

いだちえみ 経歴


・東京ビッグサイト:デザインフェスタ/出展(不定期参加/2024年秋参加予定)


・第19回『ノート展』入選


・デザインフェスタギャラリー原宿/展示「あいうえおうと」


・下北沢:喫茶ギャラリーGeki/展示「いつでもおうと」


・デザインフェスタギャラリー原宿/展示「一日一吐」




苦しい感情も、嬉しい感情も、腹の内に抱え込むのでなく、外に向かって吐き出して良い。

けろりとした表情でゲロリと吐瀉するユニークなキャラクター達に思いを託し、いだちえみはバリエーション豊かな嘔吐イラストを描き出している。


心の中に仕舞っていては何も始まらないが、発信することによって気持ちが伝わることもあれば、素敵な縁に恵まれることもある。

実際、独自のイラストレーションを世に出すことで、いだ は思いもしなかった体験を重ねることになる。

自分の嘔吐イラストを「好き」と言ってくれる人がいるのだと知ることができ、たくさんのリクエストを貰うことで表現の幅が広がった。

また、彼女のファンがその作風を強く売り込んでくれて依頼が来たことも。


いだ 曰く「溜め込んで苦しんでいたときよりも、吐き出し始めてからの方が自分のやりたかったことを叶えたり楽しいことが増えました」

つたなくとも、未成熟でも構わない。

まずは口から出してみる。

そうすることによって世界は少しずつ動きだし、広がっていくのだと彼女は考えている。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


いだちえみ:創作コンセプトは「GiRi GiRi☆OUT(ギリギリ☆)嘔吐」。「誰もが自分の内側を吐き出せる世界になりますように」という願いを込めて嘔吐モチーフの作品をつくっています。

創作活動をはじめたのは、何かを吐き出したかったからです。絵を描くことは好きですが毎日の目まぐるしい日々で描く時間が持てなかったのが今思えば相当なストレスだったのだと思います。そこで仕事の合間にメモ帳の横にらくがきしていたのが、いつも何かがゲロっとしている絵でした。そこからはじめてのイベント出展が決まってから「ああ、めっちゃゲロの絵たまってるからこれを出してみよう」と思ったのが発表のきっかけです。最初からガチガチにコンセプトを決めたり戦略を立てて進めているものでは無いので、溜まっている絵たちを前に、自分はなぜこれを描いているのか、これをお見せする人にはどういう想いになってほしいかな、と作品を発表する場が決まってから改めて自分の考えの棚卸しをしていったイメージです。


グラフィックアート
「everybody 」

嘔吐の絵を描くようになり、しばらくは描いては捨ててを繰り返していた が、家族から「捨てなくても良いんじゃない?」と言われ保管するようになると、その数は膨大なものになった。

そんな折、友人がデザインフェスタに参加をしたので、見学に出掛けた いだ は、活気のある会場の雰囲気、来場者たちの生き生きとした様子に参加意欲を刺激され、自らも展示・販売を行うようになる。

その頃からSNSでの発信も始め、次第に反響が大きくなった。

「自分の辛い気持ちを否定しなくても良いんだなと、気持ちが軽くなりました」

「作品を拝見していると、心が安らぎます」

そんな声が、彼女のもとに届けられるようになった。


ファンの要望でキャラクターをLINEスタンプ化するなど、何とはなしに付箋に描いただけだった落書は、今では独自のブランドとして存在感を放っている。

基本的にはアクリル絵具を用いて描画をしているが、グッズ化するにあたってはデジタル処理を施しているそうだ。


子どものような顔をモチーフにすることが多いが、今後は老若男女を問わず、生物無生物を問わず描画対象にして、より多様な「GiRi GiRi☆OUT(ギリギリ☆)嘔吐」を展開していきたいと考えているという。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


いだちえみ:私は人生でいろいろなことを言わない・耐える・我慢するをしてきた方でそれで体を壊すこともよくあります。だから私の絵を見てくださった方には、日常で相手や周りのことを思いすぎて自分を押し殺して我慢してしまう方がもしいれば、それで自分自身が壊れてしまうということには決してなってほしく無いと考えています。「誰もが自分の内側を吐き出せる世界になりますように」とは、世界がそうなるように変わってほしいという受動的な願いではなく、「発信者自身が勇気を持って吐き出してみて、吐き出すことのハードルが下がっていくとどんどん動けるようになり自身が自由になっていく」という、その人が日常の少しのことでも能動的になることでご自身の好きな世界へ変えていけますように、というメッセージを込めています。


私もまだまだ吐き出しきれていないので、自分自身の目標にもしています。


アナログイラスト
「drawing」

今も制作にかけられる時間が極めて少ないことが悩みどころであると、 いだ は語る。

しかし、たとえ今描くことが出来なくても、いずれは描き出そう、吐き出そうと未来に希望を託すことで、以前と比べると日々の苦しさが軽減されているようだ。

創作のペースが遅くとも、それは活動をやめる理由にならないし、「時間がないから続けられない」と思い込むことは絶対に避けるべきだ。生きていく上で絵を描く重要性が解かっているからこそ、彼女は自分に追い詰めないよう、負荷をかけないようにと心掛けている。


作品に描き起こす時間はないにしても、アイディアは常にメモをとっており、数々に閃きは、イラストに昇華される日を待っている。

「メモがなくなっちゃうことも多いんですけどね」と肩をすくめて笑う彼女に、敢えて社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。




Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


いだちえみ:「分離」して考えるって難しいですね。現代社会と自身に共通している項目かなと思います。

「課題の分離」もそうですし「人格と行動の分離」も、第三者目線で冷静に見ればできることもあるけれど、当事者側になるとなかなかできない。

整理しきれない時は、決して相手を攻撃したり自分を責めるのではなく、たとえば創作活動で整理できない思いを形にするだとか、洗濯とか料理とかさんぽとか推し活とか自分が好きなものに思いっきり注力するだとか、それぞれみなさんが自分らしい吐き出し方を見つけることができればいいなと思います。


(取材/執筆:大石)

 

いだちえみの作品を心ゆくまで堪能できる4日間

GIFT2024を、どうかお見逃しなく!


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instagram:@idachiemi

X(twitter): @idachiemi (FA中心アカウント)

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idachiemi.girigiriout@gmail.com














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