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みたらしあやか in GIFT2024


会期:2024年10月11日(金)~10月14日(月)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


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イラストレーション
「 immersion escape train 」

みたらしあやか 経歴


・KEIVIコンテスト #ネオンガール展 優秀賞


・VOGUE GIRL GIRL OF THE MONTH 2022/11 背景イラスト担当


・CHILL OUT CREATIVE AWARD 2022 グラフィック部門 CHILL OUT賞


・GENSEKIイラストコンテスト「パレット縛り」「ハロウィンイラスト」「悪魔縛り」佳作


・Derailleur Brew Works様クラフトビール缶ラベルデザイン担当



 

※写真は光調整などの加工をしております。

※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。

※写真をクリックすると綺麗にご覧いただけます。














長期に渡って通っていたピアノ教室や体操教室で、自分の気持ちを音やリズムに託したり、体を使って表現することの楽しさを知ったという みたらしあやか。

生来 人前に立ったり、話をすることは苦手なのだが、不思議と演奏中や踊っている間は、まるで別の人間になれたかのように堂々と自己表現をすることが出来たという。

その清々しさ、心地よさは、絵を描く際も同様だ。


幼少期の彼女は、自分の好きなキャラクターの模写をしたり、級友からのリクエストに応えることが多かったそう。

デジタル技法に憧れは抱くようになったのは高校生の頃から。しかし、経済事情から当時は端末を購入することはできなかった。

社会人になってからは金銭的に余裕も生まれたが、新しいことに挑戦する時間的な余裕がない。

だが、コロナ禍で思いがけず自由に使える時間が増えたことから「今ならできるかも」と機材を買い揃え、みたらし はデジタルイラストという新たな表現手段を手にしたのだった。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


みたらしあやか:絵を描く、ということに限らず、何かを表現したい、ということに関しては、同じ年代の子供と比較しても意欲が高かったと思います。ただ、才能がある人がいわゆるそういう「職業」に就くことができる、という周りの意見や、それを疑う程の自分への自信・視野の広さが当時はなく、結果表現の世界とは関係のない職業を主軸に過ごしていました。2020〜2021年頃は色んな方にとってもターニングポイントだったかもしれないのですが、自分もそうで、改めて、「生きているうちに、やりたいことはないか?」と自分に問い、思い出した一つが、デジタルで絵を描いてみたい、ということでした。そこから機材を買い揃えて、Youtubeでイラスト講座を漁り出すまでは早かったと思います。


イラストレーション
「 blurry noise 」

デジタル画に着手し始めてから、みたらし は改めて描画手法を一から独学で見直した。

インターネット上で様々な教材動画を閲覧し、また技法書も買い集めながら、彼女は着実に技術を習得していく。

何かを出来るようになれば、「それなら次はこんな表現もできるようになりたい」と、求めるものもまた向上し、そうして成長し続けたのだった。


極端な透視図法が好きで、下からキャラクターを見上げる煽り構図を多用するなど、みたらし の作品はその視点がとても特徴的だ。

「こんなポーズを描いてみたい」というアイディアからスタートし、そのポーズが意図することは何なのか、どんなシチュエーションなのかと想像を膨らませていくことが多いそう。

人物の動きが躍動的で魅力的に見える角度を模索して描かんとするが、それが変わった視点であればあるほど資料探しは難しい。

自身で様々な位置からカメラを構えて人物や風景を撮影してみる他、アニメの絵コンテ集から参考になるものを見つけ出すこともあるという。

思えば、水平アングル以外の角度に魅力を感じるのには、アニメの影響もあるかもしれないと、みたらし は自身の嗜好傾向を分析する。


「絵を描くことが好きだな」と改めて実感した みたらしは、創作活動により力を注いでいくことにした。 

「美術的な学歴もなく、何の後ろ盾もない自分の作品をどうして世間に知って貰ったら良いだろうか」と思案し、彼女はコンテストに挑戦することを思いつく。

入賞をきっかけに依頼を貰えたという点だけでも参加した甲斐があったが、コンテストが みたらし に与えてくれたものはそれだけではない。

コンテスト毎に異なる画題に挑戦することで、作風の幅を広げることが出来た。また、作品の何が評価されたのかを知れたことも、大きな収穫だ。

自分の作風は流行からは外れていると感じていたので、初めて賞に選ばれた際、みたらし は嬉しさを感じるよりも前に、不思議な心持ちになったのだとか。

だが、“カラフルな色調”や“キャラクターの生き生きとした様子”が魅力的だとコメントを貰い、そうした点で自分を認めてくれる人があるのだと、自信に繋がったという。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


みたらしあやか:自分の作品を見てくださった方が、楽しんでくださることが第一かと思っています。その上で、ちょっとでも良い方向に気持ちが向かってくれたら嬉しいです。自分の作品のこだわりはもちろんありますが、その人が見る作品の世界線も是非見てみたいです。


イラストレーション
「 Trick or Treat? no, Trick aaand Treat! 」

みたらし にとって創作とは、自身の思いやこだわりを絵に変換して発信すること。

それが習慣になると、日常の場面々々での自分の心の動きに敏感になるという。

たとえば植物を見て「良いな」と感じた時、その植物のどの点が自分にとって魅力的だったのだろうかと考察し、「葉の形状が美しいと思ったのだな」と答えを導き出す。

自身の感性を掘り下げて理解しようとすることで、イラスト制作に本腰を入れる以前とは見える景色、世界が大きく変わったと彼女は語る。


限られた制作時間を有効に活用するには、ペンを取る時点で既に作品についての構想がきちんと練っておく必要がある。

仕事の休憩や移動中など、隙間時間に考えをまとめ、アイディアが浮かべばメモやスケッチを残すなど、みたらし は毎日の過ごし方を工夫している。


熱心さは彼女の美徳だが、最近は肩に力が入りすぎないよう、気持ちの抜き方にも気を配っているそうだ。

様々なことにこだわりすぎると、前に進めなくなって作品が仕上がらないし、ハードルを高くし過ぎては目標に到達する前に挫けてしまう。

そんな風に自ら手枷足枷をして、創作活動の根底にある「描きたい」という思いを殺してしまわぬように・・・そう心掛けるようになったそう。


また、なかなか時間をとれずにいるが「アニメーション作成にも挑戦したい」と、みたらし は表現手法の更なる発展も視野に入れている。


彼女に敢えて、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。




Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


みたらしあやか:現代社会を評するのはちょっと難しいため、個人的に自分が自分の中で欠落しているなと認識していることを挙げさせていただくと、「許す」ということでしょうか。日々生活していると、我を忘れて自分も他人も大切にできなくなってしまうときがあります。そうなってしまう理由は様々ですが、完璧主義なところがあって、それができないと自分に価値はないんだ、と決めつけてしまうことが多いように思います。そういう思考回路になっているときは、大抵何をやってもうまくいかないので、そうなってからやっと冷静になって、自分をたしなめることが多々あります。概ね自分の性格がそうさせているかと思いますが、もし同じように苦しんでいる方がいたら、「白でも黒でもなくても大丈夫だよ」と声をかけてあげたいです。


(取材/執筆:大石)

 

みたらしあやかの作品を心ゆくまで堪能できる4日間

GIFT2024を、どうかお見逃しなく!


みたらしあやか のSNSも、是非ご覧ください。

instagram: @ayaka_mitarashi

X(twitter): @AyakaMitarashi

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《 みたらしあやか プロフィール 》

clumsy whimsical doodling nerd ///

みたらしあやかと申します。見る人の想像を掻き立てる世界観を描きつつ、ポップでキャッチーな色使いを得意とし、主にイラストやアニメーションを制作しています。「面白いこと」に貪欲に活動しております。音楽ジャケットやMV制作など、どんどんチャレンジしていきたいです!

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