top of page


橘アンズ in GIFT2024


会期:2024年10月31日(木)~11月3日(日)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。

展示作品の中でお気に入りのものを見つけたら、LINEで簡単に購入が可能!

お友達登録をお済ませ頂き、作品名と作家名をご明記の上「購入希望」とメッセージを送るだけ!

スタッフが迅速に対応し、作品の詳細や購入手続きのご案内をいたします。

独創的で、素敵なアートをもっと身近に・・・

新しいショッピング体験を、どうぞお楽しみください。





細密画
「光」

橘アンズ 経歴


・高山辰雄賞優勝(油絵)


・高槻阪急トリプル個展2022出展


・高槻阪急トリプル個展2023出展
















 

※写真は光調整などの加工をしております。

※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。

※写真をクリックすると綺麗にご覧いただけます。














Gペンや丸ペンなど、ペン先の種類や力の加減によって、微妙な線の強弱が生じる。

その特徴ゆえに、自然物を描くにあたっては相性がとても良く、生命感や温もりを表現できる点がペン画の魅力であると橘アンズは語る。

どこか哀愁を帯びながら、決して絶望的な様子ではない・・・鑑賞者がそっと心に抱え込んだ荷物を下ろして、安らいでくれるような、そんな優しいイラストを、唯一色のインクから彼女は生み出している。


現在の作風に辿り着く迄の道のりは長かった。

小学生時分の彼女は、図画工作の授業の折、水彩絵の具を水で薄めることなくチューブから出したそのままの状態で紙に塗り付けることが好きだったそう。

その描き方を教員から注意されることも多く、「これではいけないのかな」と思いもしたが、とにかく好きな色を画面に乗せることに夢中であった。


高校の美術部で油絵というものを初めて知った彼女は、まさに水を得た魚。

顧問教諭も「貴女に向いているね」と言ってくれ、油絵に没入した三年間だった。

そうして描いた作品が地元・大分で開催される「高山辰雄賞ジュニア美術展」で最優秀賞を受賞。

「子供の頃からの描き方は、間違っていなかった」 そう認められたようで非常に嬉しく、また感慨深かったと橘は当時を振り返る。


油絵の古典技法として、単色でモチーフを描ききってからその上に着彩を行う、グリザイユ技法というものがある。

「もし、単色のままで完成まで漕ぎつけることが出来たら、どんな作品になるだろう」

ふとした思い付きから、彼女は新たな表現方法の模索を開始した。

油絵と併行して漫画制作にも取り込んでいたため扱い慣れていたこともあり、モノトーン表現に相応しい画材としてペンを選んだことは自然な流れであったろう。

カリカリとペン先が紙に触れる音とインクの匂いは、静けさに満ち、まるで世の喧騒を忘れさせてくれるような穏やかな画中世界へと、彼女を誘ってくれる。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


橘アンズ:幼少期に兄姉と一緒に母が寝る前に必ず絵本を読んでくれました。その中で絵本の挿絵に夢中になり、そこから絵に興味を持つようになって今も書いています。


モノクロイラスト
「月 」

兄姉と共に本を読み聞かせてもらう際に、橘が文章以上に絵に夢中になっていることに母親が気づいてくれ、それから挿絵が多くあるものを彼女のために選んでくれるようになった。


将来のことを考えると美術系の学校への進学は許可できなかったが、娘の“絵”に対する強い思いをよく知っている両親は、彼女が油絵に全力で打ち込んだ高校生活を全面的にサポートしてくれた。

コンテスト出展作品の期日が迫る中、早朝に車で学校に送り届け、また夜遅い時間に向かえに行くなど、親の応援があったからこそ橘は制作に励むことが出来たのである。


「ここまでしてもらって、結果をのこせなかったらどうしよう」 

プレッシャーも大きかったが、努力が実を結び、見事彼女が栄冠を手にしたことは先に述べた通りである。


学業も疎かにすることなく、時間と体力の許す限り絵にも打ち込んだ濃厚な3年間・・・

あの時に挫けなかったのだから、今だって創作を続けることが出来る筈。

社会人になり慌ただしい毎日に追われるようになっても、全力で走り抜けた青春時代の成功体験が、彼女の大きな心の支えとなっている。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


橘アンズ:静かな風景の中でも、風や匂い感情など何処にいても誰にでも伝わるような絵を描いていきたいです。


イラストレーション
「 ひるさがり 」

様々な職業、勤務スタイルを経験し、「実は多忙を極めている方が絵の制作も捗るようなんです」と橘は語る。

時間に余裕があり過ぎると、気持ちの張りがなくなるのか、絵にも力が入らなくなってしまう。

どうやら「限られた時を無駄にすまい」という思いが、創作活動の後押しをしてくれているらしい。

SNSで作品を目に留めた百貨店スタッフから声が掛かって個展の開催が決まったのは、これまでで最も忙しかった時期で、邁進した分だけ実りも大きかった。


今後も彼女がペンを走らせ続けることは間違いないが、年齢を重ねるごとに心境に変化があったのか、“哀愁”のある絵よりも“さわやかさ”が感じられる絵を描きたいと思うようになっているのだとか。

また、最近は漫画でエッセイを描くようにもなったそうで、彼女の世界観に新しい風が吹いているようだ。


彼女に敢えて、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。




Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


橘アンズ:毎日ニュースやSNSで人の情報が流れていますが、出来るだけそういう情報を入れないようにしています。そこで暮らしている人が居るというのを間接的にわかる絵に描き上げています。


(取材/執筆:大石)

 

橘アンズの作品を心ゆくまで堪能できる4日間

GIFT2024を、どうかお見逃しなく!


橘アンズのSNSも、是非ご覧ください。

instagram: @anzu1.29

X(twitter):@anzu28943579

いいねやフォロー、ご感想メッセージ大歓迎です。


橘アンズへのお仕事ご依頼、お問合せはこちら下記アドレスへ

mi.ho.onepiece@docomo.ne.jp


"もっと沢山の方に見て頂けるように頑張ります!" by 橘アンズ














bottom of page