Akeno in GIFT2024
会期:2024年10月11日(金)~10月14日(月)
会場:Gallery IYN
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Akeno 経歴
・2019年 ペン画の世界展第Ⅶ画 出展(AAA Gallery)
・2020年トリ・とり・鳥展 出展(Galleryたまごの工房)
・2021年 鍋ダイニングちゃんこ ロゴデザイン
・2023年 モノ・アイ展5 出展(ビー玉と空。2nd)
・2024年 A
RT JAPAN 2024 in Australia 出展(Petrie Terrace Gallery)
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幼い頃を振り返ってみると、ペンを握って夢中で絵を描いていたのが一番古い記憶。
そんなAkenoは、好きな漫画のキャラクター、特に少女を好んで描いて過ごし、中高生の頃からより本格的に絵に取り組むようになった。
高校では家政科で被服を学んだこともあり、布地の柄をよく観察するようになって、その頃から模様を丹念に描き込んだ作品を描くようになったそう。
ボールペンやミリペン、色鉛筆やコピックマーカーなど様々な画材を試しながら、自身の画風を模索する中で、細かい描写が自分の強みと気が付いたのは専門学校時代。
当時はデザイナーを志し、後に自分の目指すものはデザインよりもイラストの中にあると気が付いたが、グラフィックデザインを専攻して学んだことは、現在もAkenoの制作の重要な指針になっている。
デザインとは、伝えるべきテーマを簡潔に表現するために不要なものは削ぎ落とす、いわば引き算から生まれる造形物だ。
細々とした描写を得意とするからこそ、描き込み過ぎてゴチャゴチャした印象の絵になってしまわぬよう、Akenoは常にデザイン的な“引き算”を念頭に置いている。
一つ目のキャラクターが多い点について尋ねてみると「目は何個あっても可愛いのですが」と前置きした上で「単眼にした方がよりシンプルであり、鑑賞者の視線を目に集中させられる点に魅力を感じている」と答えてくれた。
また、二つ目よりも表情が描きにくいからこそ遣り甲斐があり、絵描き心をくすぐられるのだとか。
また、近年はAkeno自身が和装をする機会が増えたことにより、彼女の作中の人物もまた、着物姿で描かれることが多くなっている。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
Akeno:描くことは食事と同義。本能に近い。
Akenoが和装に興味を持つ切っ掛けになったのは、6年程前に母親の知り合いから着物を譲られたことだった。
その後、祖母の遺品整理の際に祖母や曾祖母の着物がたくさん残っていたと知り、状態も良かったため「着ないと勿体ない」と積極的に着用するようになる。
和服ならではの色や模様に心惹かれると共に、帯や帯締め、帯揚げに半襟等々、多様なコーディネートを楽しめることも魅力であると、彼女は語る。
正統派の着こなしからアレンジコーデまで・・・その奥深さは着ても描いても飽きることはない。
模様の持つ意味にインスピレーションを受けて作品を描くこともあるそうだ。
Akenoはアナログ画からデジタル画へ移行した理由は、なんと「アナログ画は好きだけれども、消しカスが出るのが嫌だったから」。
モノトーンイラストへのこだわりについても訊いてみると、もともとモノトーンが好みということもあるが、色数の制限があるからこそ、どれだけ鑑賞者の心に訴えかける絵に仕上げられるかは腕の見せ所だ。
それは描き手としての挑戦であると同時に、色彩的な情報量が少ないからこそ、鑑賞者に自由に作品を感じ取り解釈してもらう余地を残すことでもある。
制約や制限は、Akenoの創作を縛るどころか、むしろ彼女の能力を存分に発揮させてくれる強い味方であると言えるかもしれない。
制作にあたっての“引き算”、その取捨は試行錯誤の積み重ねである。
描いている途中で「なにか違うかも」と違和感を感じることもあるそうだが、そんな場合でも一旦は作品を形にすることがAkenoのポリシーだ。
完成させることで客観的に作品を評価し、違和感の原因を突き止めることができる。その繰り返しによって彼女の作風は、今後もより洗練されたスマートな表現へと進化し続けることだろう。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
Akeno:見た人の心を射抜きたい、目を離せなくなるような作品を作りたいと考えています。
日中の仕事を終え、夜に制作に専念できるよう、朝方には家事を済ませるようにするなど、Akenoは時間の使い方にも気を配っている。
時には勤務先の休憩時間を活用して絵を描き進めることもあるそうで、描いていないと心が落ち着かず、自身の人生は即ち「描かずにはいられない人生」であるという。
本記事では彼女のイラストレーション作品にのみ焦点を当てたが、並行してポーリング フルイドアートにも取り組んでいるそうだ。
イラストとは異なり偶然性に依るところが大きく、作者の思惑通りにならない表現にも心惹かれているという。
相反する表現がそれぞれに影響を与えあって、Akenoの生み出す世界観は、これから増々広がりを見せることだろう。
また、楽曲のアートワーク、ジャケット画像に絵を使ってもらうことが夢であり、目標に向けて今後も精進したいと意気込みを聞かせてくれた。
彼女に敢えて、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。
Akeno:物事の本質を追う力
なりたちや理由を考えないまま、流されて流されて思考停止せず。なぜ?と思う気持ちを抱えて生きて欲しい。
もちろん、自分も……
(取材/執筆:大石)
Akenoの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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「和モダン・抽象世界が得意です。」by Akeno
《 Akeno プロフィール 》
専門学校でグラフィックデザインを専攻後、企業で働きながら制作を続けている。
ペン画×ポーリングの可能性を模索中。
単眼・和服・邦ロック・観劇が好き。