でっちー in GIFT2023
会期：2023年12月22日（金）～12月27日（水）
会場：Gallery IYN
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でっちー 経歴
・女子美術大学 卒業
・スペースデザインカレッジ 卒業
・オレンジリボン世界平和芸術大賞 受賞
・日本ギリシャ文化交流芸術大賞 受賞
・住まいのインテリアコーディネーションコンテスト 製造産業局長賞 受賞
※写真は光調整などの加工をしております。
※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。
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『まぁるい世界をもっとまるく』を創作活動のテーマとする "星と癒しの空間アーティスト"の でっちー 。
彼女は、多感で繊細な思春期に自身を支えてくれた愛兎をモチーフに、国内外で意欲的に作品発表を行い、高い評価を得ている。
自身の世界観を「D.Gworld」としてブランド化し、色鉛筆を用いて描いた幻想的な情景と愛くるしい兎の姿は、多くの人に優しい感動を与えている。
人に理解されにくい病気を持っていたことから、幼い頃に社会的な疎外感を持っていたという でっちー。
体の弱さから、社会人になってからも辛い思いを何度も経験した。
そんな彼女が目指す『まぁるい世界』は、誰かの痛みや苦しみに寄り添い、少しでも穏やか心持になってもらえたらという純真な願いで形作られている。
Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。
でっちー：私は小さい頃から病気を持っていて、毎日親から無理やり苦い薬を飲まされていました。そのため私は親に愛されていないんだと思い込み、親からの愛も受け取れず、学校ではいじめを受けて孤独な子供時代を過ごしました。その頃の私は人を信用できず、心は凍りきっていました。
その凍てついた心を溶かしてくれたのが愛兎でした。愛兎はどんな私でも愛してくれました。いつも大好き大好きと言ってくれました。愛兎との触れ合いの中で私は愛のあたたかさと、愛される喜び、愛する喜びを学びました。
愛兎がいなくなった今も、私の心には枯れることのない泉のように愛が湧き続けています。私が今、幸せに生きられているのも愛兎のおかげです。だから、私が活動を通して世界中にやさしさを伝えて行く事は、愛兎と出会わせてくれたこの世界への終わらない恩返しでもあるのです。
愛のやさしさとあたたかさを伝えたい。手と手を繋ぎ、心を繋ぎ、やさしい気持ちが輪のように広がって、やがて世界をもっとやさしくまぁるくして行きますように。
愛兎への感謝を込めて、愛兎が教えてくれた愛を作品で表現するには、心のコンディションを整えて作品に向かわなくてはならない。
だが、世の中は悲しいニュースが溢れかえっていて、様々なストレスで心が乱れることが多いそうだ。
そんな時は掃除をして気分転換をしたり、胸の内のわだかまりを全て紙に書き出してからゴミ箱に捨てて、気持ちをリセットする。
精神統一のための行動から、でっちー の制作時間は始まっていると言えるだろう。
「心を鎮めてからでなければ描かない」という信念ゆえだろうか、淡い風合いの作品の奥からは、彼女の芯の強さが感じられる。彼女のひたむきな思いは、鑑賞者の胸の奥へ、深く深く伝わってくる。
Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。
でっちー：私は見る人がやさしい気持ちになるように、幸せが訪れるように願いながら作品を描いています。
『一分一秒でも多く幸せな時間を生きて欲しい』これは私の願いです。私たちは同じ時間を生きていながら悲しみながら生きる事も、楽しみながら生きる事もできます。どうせ生きているなら私は幸せに生きて欲しい。
私はただやさしいタッチの絵を描いているのではありません。作品の全てにやさしさを込めて描いています。私の作品は描く時に全ての雑念を取り払い、心を綺麗に整えた状態でないと描けません。心の状態は筆致に表れるからです。全ての鉛筆の粒子にやさしさを込めるイメージで粒子を紙に重ねて行きます。そのようにして描いた作品は、見る人にも気持ちが伝わるのか、お守りのように感じて下さる方がいらっしゃいます。私は自分の作品が見る人の心の支え、お守りになったら良いなと思っています。
作品を通して、あなたの心にあたたかくてやさしい気持ちが少しでも広がったら嬉しいです。
優しさと強さの両方を備えた でっちー の作品は、まさに "愛" そのものだ。
人々の幸福を願う強い心と、確かな描画力を持ち、多くの人の胸を打つ作品を生み出している でっちー 。
彼女に、敢えて自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。
Q.自分自身に欠落していると思う事はありますか。また欠落していると感じる事が、制作にどんな影響を与えていますか。
でっちー：自然界に完璧なものが存在しないように、人は欠けがあってこそ自然な姿であり、それこそが完璧な姿だと思っています。私にも欠けがありますが、それを悪い事とは思っていません。それが私の姿だと思っています。
私は人それぞれが唯一無二の星と考えています。他の星になろうとしなくて良いし、私たちはありのままで既に光り輝いているのです。一番私が望んでいないのは自分で自分を曇らせる事。あなたは今日も輝いているでしょうか。
私は作品の中で星を描いていますが、それはやさしく見守るもの、生命の象徴、願いや希望の象徴として描いています。見る人の心が星のようにキラキラと輝くように、その輝きをいつでも思い出せるよう願って描き込んでいます。
（取材/執筆：大石）
でっちーの作品を心ゆくまで堪能できる6日間
GIFT2023を、どうかお見逃しなく！
でっちーのSNSも、是非ご覧ください。
instagram:@d.gworld
twitter:@akeboshi0
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「自身でも仲間を募って展示会の企画などをしており、いずれは病院や福祉施設などでやさしい絵の展示会を実現させたいと思っています。ご興味を持って頂けた方はご連絡頂けますと幸いです。」 by でっちー
《 でっちー プロフィール 》
女子美術大学、スペースデザインカレッジ卒業。『まぁるい世界をもっとまるく』を目標に、色鉛筆や鉛筆を使って手のひらサイズのやさしいタッチの作品を描いています。私の手からあなたの手へ、あなたの手から大切な人の手へ。やさしい気持ちが広がって、いつか世界をもっとやさしくまぁるくすることを目標としています。