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ROTTA in GIFT2024


会期:2024年8月8日(木)~8月11日(日)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


展覧会初日に、展示会場の様子が本ページ内にアップされます。

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デジタルイラスト
「 自愛の儀式 」

ROTTA 経歴


・2017年 京都精華大学卒


・2022年 GalleryIYNにて『天使と悪魔』展に参加。以来、複数回 企画展に参加。















※写真は光調整などの加工をしております。

※展示写真は保存・SNSでの使用全て可能です。

※写真をクリックすると綺麗にご覧いただけます。
















高校時代、学業と部活の多忙さから一度は絵から離れたことがあった。

しかし進路について考えた際、ROTTAは幼少期から夢中だった「絵」への思いを再認識する。


芸術大学進学にあたって、彼女が見据えていた未来は、ゲーム業界に身を置くこと。

グラフィックデザインを専攻し、授業課題や卒業制作でオリジナルゲームを作成して、実り多き学生時代を過ごした。

けれど、求められる技能の高さからデザイナーへの道は断念。

自身の画力では、到底及ばぬと感じたという。


目指した世界とは別の業種で生計を立てながら、ROTTAは余暇を独自のゲーム制作に充て、創作活動を継続してきた。

己の内面を見つめ、それを形にする手段はゲームだけに留まらず、小説執筆、イラストの一次創作へと広がっていく。

特にイラストを描いている際、画面はそのまま自己を映し出す鏡になる。

絵にすることでダイレクトに自分を表現し、口にできない思いまでも吐き出すことは、一種のメンタルケアと言えるかもしれない。


SNSに一次創作品を投稿するようになってから、二次創作を主としていた以前に比べるとリアクションは少なくなってしまったが、たとえ誰も気に留めてくれなかったとしても、創作をやめることはできない。

「創っていないと、ダメになってしまうと思うんです」 そうROTTAは話してくれた。




Q. 創作コンセプトや創作活動を始めたきっかけや経緯を教えてください。


ROTTA:子供の頃から絵が好きで、ここまで続いています。

暗い絵も明るい絵も、どちらでもない絵も描いてきましたが、どの絵も「何かが欠けている」感じがすると個人的に思っています。

上手く言葉にはできない「何か」ですが、それはそれてしてありのまま、皆さまに鑑賞していただければ幸いです。


デジタルイラスト
「 「楽しかった?」 」

ROTTAが以前から感じていた“自分に欠けている何か”。

例えば、中高生の頃から好んでいた絵は、流血の描写のあるものをはじめ、暗い題材のものが殆どで、殺伐とした画面を見ていると不思議と心が落ち着いたいう。

自身が描く絵にしても、比較的明るい気持ちをそのまま描ける時もあるが、根底にあるのはネガティブな感情だ。


「満たされぬ思いがあるから、欠けたものに惹きつけられるのかもしれない」と自己を分析するROTTAだが、彼女はその欠落を決して悲観はしていない。

これまで幾度となく彼女の心に染み入って来た 重たいテーマの作品たちは、その沈鬱さ故に彼女の心に響いたのである。

自身も、そんな絵を描きたい。

欠けているからこそ、誰かの心に寄り添えることがある・・・それが彼女の信条だ。


辛かったこと、悲しかったこと、悔しかったこと。そうした感情を知ることが、強さや優しさに繋がるのかもしれないと、これまでの歩みを振り替えるROTTA。

彼女が追及するアートとは、即ち“欠けている自分だからこそ生み出せるもの”である。




Q.あなたの作品で、鑑賞者にどんな気持ちをGIFTしたいですか。また展示に向けての意気込みも教えてください。


ROTTA:欠けていても許されるのだと感じていただけたら嬉しいです。


デジタルイラスト
「 森人 」

ROTTAがデジタルイラストに本腰を入れるようになったのは、社会人になってから。

同人誌の作成にあたって、長年親しんできたコピック等のアナログ画材では難しい点も多かったことから導入したのであるが、電子機器を介した描画であっても、描き手のぬくもりが残るよう意識しているという。

デジタル技法は、時に己の描画技術以上のものを生み出せてしまうこともあるが、敢えてそこは機械の力に頼らない。

フリーハンドによる誤魔化しのない線描写、ベタ塗りなどシンプルな着彩方法が、彼女の制作ポリシーを顕著に表している。

アナログが創作の原点なので「いつかはそこに立ち返りたい」とも考えているそうだ。


また、ROTTAは創作時間を少しでも長くとるために、今年から仕事の勤務形態を変えたという。

これ迄よりも収入は減るものの、自分のやりたいことに費やせる時間が増える分、気持ちは以前よりも楽になったのだとか。

それは、自分にとって本当に必要なものが何であるかを知っているからこそ成し得た決断と言えるだろう。

彼女に敢えて、社会や自分には足りないと感じているものについて聞いてみた。




Q現代社会に欠落していると感じる事や、自分自身の体験等から欠落していると感じる事を聞かせて下さい。


ROTTA:今の社会は情報が多すぎて、気づかないところで疲れて、自分を含め自分と向き合うことまで手が回ってない人が多いのかなと思っています。

「多すぎて欠落する」って矛盾してる感じがしますが、詰め込みすぎて疲れるとそうなってしまうのかも知れませんね。


(取材/執筆:大石)

 

ROTTAの作品を心ゆくまで堪能できる4日間

GIFT2024を、どうかお見逃しなく!


ROTTAのSNSも、是非ご覧ください。

X(twitter): @rotta_roro

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mashirotta@gmail.com



《 ROTTA プロフィール 》


織物職人 / イラスト・ゲーム作家


X(旧Twitter)→@rotta_roro

instagram →@rotta_taru


関西を中心に活動中。

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ご連絡くださいませ。

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