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「 巡る、巡る 」

《宮崎カンス 活動歴》


2018年『small things』個展(SUNABA GALLERY)

2019年『Oil on canvas』(SUNABA GALLERY)

2020年『CROSS OVER vol.25』(YAO ALTERNATIVE SPACE/台湾)

2021年『BLUE展〜第Ⅴ話〜』(AAA Gallery)

2022年『深海の夜空』展(Gallery IYN)






大阪芸術大学で油絵を学び、現在画家として活動している宮崎カンス。

鳥取西部出身で、海と山に囲まれて育ち、自然や生命の神秘に心惹かれ、神話的な油彩画作品を多数制作している。

(よくシーラカンスをモティーフにしていたことから、高校時代に美術部の先輩がつけた綽名がカンスなのだとか)



「 Healing 」

宮崎が芸術の道を志したのは、中学生の時。


絵を描くことが好きで、社会情勢にも関心が高かった彼女が進路を決定した切っ掛けは、絵本作家・葉祥明の展覧会だった。


葉の代表作『地雷ではなく花をください』シリーズの収益は、世界各国の地雷撤去に使われていると知り、自身も世の理不尽さに立ち向かい、誰かを助ける事ができるアーティストになりたいと考えた。




「 澄み渡る空 」

映画や音楽は宮崎にとってインスピレーションの宝庫だ。

その情景や旋律などから、たくさんの視覚イメージと共に物語が湧いてくる。

彼女の作品は、それら物語の一場面一場面なのである。


物語性を秘めた美しい心象風景であると同時に、インテリア感覚で飾りやすい絵を宮崎は目指している。

手に取りやすい小型の絵画なら、日本の家屋に収まりが良く、アートで生活空間を彩る楽しさを手軽に感じてもらいやすい。

アートを生活空間に取り込む人が増るということは、アーティスト達がより活躍できるようになるということ。

アート業界の発展・アート作品の販路開拓にも尽力したいと宮崎は考えている。

「 ReRe 」

瑞々しく画面がきらめくような、美しい宮崎カンスの世界。

だが実は宮崎は病苦と闘いながら、この素晴らしい小宇宙を生み出しているのだ。


彼女が脊椎関節炎を発症したのは20歳の冬。日々進行する筋肉の病故に日常生活も困難になることから、会社勤めは難しく、画家として生きる道を選んだ。

「ハンデを負って選択肢がなくなったのではなく、むしろ自身の選択が強固なものになったのだ」と宮崎は語る。


体の痛みに絵筆をとれない日もある。

溢れだすイメージを描きとめることが即ち生命活動・生き甲斐だと語る彼女にとって、それは何よりもつらいことである。描かないストレスで発熱してしまうこともあるそうだ。

そんな時も彼女は、創作することを諦めない。



「 あの輝き 」

油彩に取り組めない時は、ベッドの上でタブレットを使いイラストを描く。

もしくは絵の具やペンを言葉に変えて、物語を紡ぐ。

宮崎の創作の原点は、「自分で考えたキャラクターでお話を作りたい、動かしたい」という幼少期の夢だった。そこに立ち返り、最近は漫画も描いているという。


どんな状況にあっても宮崎は、自身の内から広がる世界との対話を決してやめはしない。

ジャンルに囚われることなく、“創造”そのものにかける直向き且つ柔軟な情熱がある限り、“限界”というものは存在しないのである。


“青は生命の原初の色彩”と語る宮崎の豊かな“青”のバリエーションを、「青と藍の境界2023」にてご堪能いただきたい。



(執筆者: 大石)


 


会期:2023年6月23日(金)~7月2日(日)

営業時間11:00~18:00

会場:Gallery IYN

   大阪市北区中崎西1-8-24 アインズビル梅田101



宮崎カンスtwitterアカウントはこちら→@miya_canth


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また、下記アドレスにメッセージをこちらのメールにお送り頂きましたら、弊社から宮崎へお繋ぎいたします。

会期中、通販購入も可能!

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ギャラリーIYNにおける、今後の宮崎カンスの出展スケジュール


2023/09/29(金)~10/09(月)


4CUT企画『銀の声』 

2024年2月2日(金)~2月11日(日)








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