- yuko Oishi
- 4月11日
- 読了時間: 4分
sugimaru in ART INPUT 2025
会期:2025年5月29日(木)~6月1日(日)
会場:Gallery IYN
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料理されることで変幻自在に姿を変え、栄養価も高く、人々の健康を支えてくれる正義の味方・・・即ち、卵。
「卵がヒーローだったら可愛いな。闘ったら面白いな」
そう思いついてから十数年来、sugimaruは「eggマン」とその仲間たちを、主にアクリル絵の具を用いて画用紙や画布の上に描き続けて来た。
卵とヒーローへの愛情は変わらないが、ただし、作品がマンネリ化するのは宜しくない。
「常に、進化させていかなくては」と、最近ではラーメンやケーキなど卵以外のモチーフも新たに取り入れおり、画中世界は以前以上に賑わっている。
「特にラーメンは好きな料理ですし、卵も入っていますから気に入っています」とのことで、今後は和菓子にも挑戦しようかと考えているそうだ。
また、モチーフの種類だけでなく、もっと沢山のポーズでヒーローたちを描いていきたい、とも。
sugimaruの頭の中では、ヒーローたちが「早く画面の上で活躍したい」と、己の出番を今か今かと待っているようだ。
Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。
また、何故その作品をお選びになりましたか。
sugimaru:「宇宙とeggマン」です。
宇宙という神秘的な場所とヒーローのeggマンのコラボが気に入ってます。

数々のヒーロー作品においては、ヒーローたちが悪と闘うために宇宙にまで出向くケースも少なくない。
sugimaruは、いずれはeggマンたちも宇宙でも活躍をさせる予定で、その雄姿を漫画にするつもりであるという。
その折のイメージ作りも兼ねて描かれたのが、「宇宙とeggマン」だ。
背景は、その瞬間々々に閃いたモチーフが所狭しと描き込まれている。
画面右上の宇宙人を描くにあたっては、「オーソドックスな宇宙人ではなくて、可愛い感じにしてみたいな。宇宙にだって熊のような動物だっていても良いかもしれない」と考えたのだそう。
画面の隅々で、sugimaruのユニークでチャーミングな感性が光るようだ。
ART INPUT展で披露する作品では、より細やかにモチーフが描き込まれているそうで、その中を無数のeggマン達が動き回っている。
じっくりと見つめてみれば、物陰に見え隠れするeggマンも発見できるかもしれない。
是非とも会場でeggマン探しに挑んでほしいと、sugimaruは弾んだ声で話してくれた。
Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。
sugimaru:10年以上前にコミカルな絵に興味を持っていました。あまり読んだことはないのですが、なぜかアメコミにも興味があり今の作風になりました。影響を受けたというか凄く気になったのはムンクの叫びです。

かつてムンクの「叫び」を見てsugimaruが感じた事は、一般的な絵画の概念を打ち破るかのような「こんな絵があるのか」という驚き。
ひょっとしたら同じ様に、eggマンを目にした人の中には、卵が秘めた可能性について驚きと希望を見出してくれる人が在るかもしれない。
絵の世界は本当に自由で、卵だってヒーローになれる・・・
そんなメッセージが、画面の中から聞こえてくるようだ。
sugimaruはeggマンと併行して、抽象的な幾何学模様を描き込んだ現代アート作品も手掛けており、つい先日、そのシリーズの作品に買い手が付いたそうだ。
また、eggマンたちは海の向こうの展示会場へも進出しており、彼等の行動圏は着実に広がっている。
近々、彼等のエピソードを収録した同人誌の作成も予定しているとのこと。
取材の最後に、sugimaruに次のような質問を投げかけてみた。
Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。
sugimaru:このままこの方向性でいって良いのだろうかと格闘してる時期は大変です。自分が見てて気分があがる絵やキャラクターなどを見てぶれないでこれました。
(取材/執筆:大石)
sugimaruの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
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