- yuko Oishi
- 5 時間前
- 読了時間: 4分
ROTTA in ART INPUT 2025
会期:2025年6月5日(木)~6月8日(日)
会場:Gallery IYN
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ROTTAが嘗て描いていたのは、自らの心の暗い深淵にスポットを当てたデジタル画作品。 しかし、1年程前からは気分がひどく落ち込むことが少なくなったそうで、そこから作風も劇的に変化した。
もともと色彩の美しさを追及したいという思いはあったのだが、以前の彼女にとっては、それより先に目を向けるべきものが、自らの中にあるネガティブな感情であったそう。
だが今は、キャンバス一面に塗った鮮やかな色彩で、生命力溢れる自然界の情景を表現している。
長い冬を耐えて一気に芽吹く草木のように、ROTTAの手から生み出される作品たちは力強く、瑞々しくて美しい。
Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。
また、何故その作品をお選びになりましたか。
ROTTA:『COLORS』 *:__ Various Element __:*
これまでデジタルで絵を描いてきたが、アナログも頑張り出してはじめて、きちんと完成させた作品たち。
また、自分なりに、深海や深い森など、自然のものが発するエネルギーを感じて描けたと思う。

ROTTAが表現しようとする自然とは、即ち地球そのもである。
この星の上で、悠久の時を経て育まれた美しい情景の数々は、人類の存在が極めて小さく感じられるほどに雄大であり、その素晴らしさは言葉では言い表せない。
その感動が、彼女に絵筆を握らせる。
制作にあたっては、写真などの視覚的な資料を参考にするのではなく、例えば深海を描くならば深海の様子を心の中で思い描き、表現すべき色を見つけてくる。
頭で考えて思考から出たものではなく、「感じたもの」を忠実に描くことが、彼女のモットーだ。
「ART INPUT展」では、水、炎、空気などの地球の欠片たちが幾つか飾られる予定である。
また、特に生命力を感じられるモチーフとしてROTTAは“葉っぱ”を好んでおり、そちらがメイン作品になるだろうとのこと。
Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。
ROTTA:それまで何年もデジタル絵の人間だったが、知人から「やりたいこと本当は知っているくせに」と言われて、アナログに戻りたかったことを思い出した。

学生時代は授業課題の中で絵の具全般を取り扱い、アナログ手法は自身の性に合っていると感じていたが、準備や片付けの手間暇から、なにとはなく敬遠するようになってしまっていたとROTTAは語る。
けれど、改めてアナログ手法と向き合ってみて、支持体の上に絵の具を塗り重ねながら筆を通して手に伝わってくるその感覚が、つくづく好きなのだと実感した。
また、丸めたティッシュに絵の具をつけて画面を叩いてみたり、何かの蓋をスタンプのようにして使ってみたり、筆だけでなく様々な物を用いることで、テクスチャーが無限に広がっていく。
その点も魅力であるという。
もっともっと作品が溜まったら、いずれはより大きな展示会場で壁面いっぱいを豊かな彩で埋め尽くしてみたいとも考えているそうで、これからの増々の発展が楽しみだ。
取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。
Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。
ROTTA:自分の落ち度を認め、それを改善する行動をコツコツと続けていく。
(取材/執筆:大石)
ROTTAの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
ART INPUT2025を、どうかお見逃しなく!
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Instagram:@rotta_teru
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