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海憂 in ART INPUT 2025


会期:2025年2月6日(木)~2月9日(日)

会場:Gallery IYN


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クラゲのイラスト
「ふたりだけの時間」



コンセプトは、海と陸の世界が混ざり合うような世界。

「私自身が泳げないので、陸上で海の中のように自由に過ごすことに、とても憧れているんだと思います」

そう語る海優は、かつて陸に上がった魚のように社会の中で息苦しい体験をしたこともあり、だからこそ今は、イラストという自由な海で泳ぐ喜びを謳歌している。


高校生までは鉛筆のみの描画、大学生からはスマートフォンアプリで描くようになり、社会人になってからは水彩画がマイブームになり、そうして彼女は徐々に表現の幅を広げ、近頃は専らデジタルイラストを手がけている。

心を消耗しきっていた時期は、人生を悲観する気持ちがそのまま絵に表れていたが、現在描いている作品シリーズには、当時の作品に見受けられた陰鬱さは微塵もない。

水中の神秘的な暗がりの中は静寂で優しく、その懐深くまで鑑賞者の心を受け入れてくれるようだ。



Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。

また、何故その作品をお選びになりましたか。


海憂:「ずる休み」です。この作品は現在の水族館や魚を描く作風のきっかけになった作品です。

まだ絵を描き始めたばかりのあまり上手とは言えない絵ですが、今まで描いた絵で1番魅力的だと感じていて、これを超える絵を描けるように頑張っています。



女の子のイラスト
「ずる休み」

現在はイラストレーターとして生計を立てており、自由に時間を使うことが出来るが、海憂は会社員時代と同様のスケジュール・・・始業時間や休憩、終業時間をきちんと定めて創作に取り掛かっているそうだ。

創作は自身にとって“辛くないお仕事”であるといいい、楽しさは勿論、程よい緊張感もあることによって、より充足した時間を過ごすことが出来ているとのこと。


SNSに作品を投稿するようになったのは3年程前。

己だけの世界に留めるのではなく、鑑賞者の目を意識して描くようにしようと考えての事だった。

周囲に創作仲間がいなかったため、SNSで知己と巡り合えたらという思いもあった。

そうして活動を続け、2024年三月には仲間からの声かけもあり、北海道江別市で個展を開催。

「綺麗な青色に囲まれて癒されます」「青にも色んな色があるのですね」といった感想が多く寄せられ、自分が好きな世界に共感を示してくる人が沢山あったことが嬉しかったそう。

来たる「ART INPUT」展でも、彼女は自身の展示スペースを青く蒼く染め上げる。




Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。


海憂:もともと絵は趣味で描いていましたが、積極的に活動するようになったのは自分の興味のある分野に転職して札幌に戻ってきたことが大きかったと思います。

転職先では学生の頃好きだったものに改めて向き合う形になったので、同時にお絵描き趣味が再熱した感じでした。


女の子のイラスト
「そっと呼吸する」

故郷に戻り、動物園などで教育関係の業務を請負っていた際、海憂は展示物としてあらゆる動物のイラストを描いた。

飼育員から話を聴き、その動物の本質を自分なりに捉え「正確に、可愛らしくなりすぎないように、そして尚且つ親しみやすいように」と心掛けて描画にあたっていたという。

この時の経験は、技術面で現在の創作スタイルの基盤にもなっているが、何よりも絵に対して明るい情熱が持てることになったことが、彼女を大きく飛躍させた。


これからの目標について訊いてみると、「GIFなど、ちょっとしたアニメーション作成に挑戦してみたいと考えています」と答えてくれた。

出来ることが増えれば、引き受けられる仕事も増えるだろう。

そうすれば、今よりさらに楽しくなる筈・・・彼女の心は期待と希望に満ちている。


取材の最後に、彼女にこんな質問を投げかけてみた。




Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。


海憂:小さい時から絵はずっと描いてきたので勉強したり働いたりしてストレスが溜まった時は絵を描いて発散していました。創作について悩んだ時はSNSなどで素敵なイラストレーターさんを見漁って意欲を高めたり、全く絵に触れずゲームや動画を観たり、インプットを意識していたと思います。


(取材/執筆:大石)

 

海憂の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

ART INPUTを、どうかお見逃しなく!


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Instagram:@my_srtg

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