- yuko Oishi
- 24 時間前
- 読了時間: 4分
海松 in ART INPUT 2025
会期:2025年5月29日(木)~6月1日(日)
会場:Gallery IYN
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日常風景の中には、実に多くの色彩が散りばめられている。
ふと目に飛び込んできた色から湧き上がるイメージからキャラクターの風貌が定まり、そこから海松のイラスト創作は始まる。
時にコピックマーカー、時にアクリル絵の具・・・また最近はデザインペーパーやマスキングテープを用いた半立体作品にも取り組んでおり、思い描いたキャラクターの魅力を引き立たせられる手法をその都度選んでいるそうだ。
コミックテイストの作品もあれば絵画タッチの作品もあり、キャラクターのデフォルメにしても、大人びた雰囲気のものから低頭身のあどけなく愛らしいものまで、彼女の描き出すイラストの数々は正に“十作十色”である。
Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。
また、何故その作品をお選びになりましたか。
海松:「pink」です。
私の創作における基本的な使用画材であるコピックによる作品で、テーマカラーも得意とするピンク系の作品だから。また、Instagramにおけるいいね数も圧倒的に多いので。。。

イメージを膨らませやすい色、筆が進みやすい得意な色がある一方で、どうしても描いていてしっくり来ない苦手な色というものもある。
海松が苦手と感じる色は黄色や緑色であったが、それらの色を避けて続けることも難しい。特にSNS運用にあたって見栄えを重視するとなると、一つの画面の中に映し出される複数の作品の中で「この位置に黄色の絵があったら」または「緑系の作品があれば」と、感じる事もしばしば。
そんな訳で、最近はどんな色であっても果敢に挑戦するようにしており、以前よりも苦手意識は薄らいでいるそうだ。
表現の幅、色味の幅が増えることで、よりカラフルに空間を演出できるようになり、7月に参加する「カラープロジェクト」展では、その成果が存分に発揮されることだろう。
「カラープロジェクト展」で様々なテーマカラーの作品を披露する予定である一方、5月末開催の「ART INPUT展」では、出展作の色調を統一させる予定であるらしい。
趣向を変えたそれぞれの展示内容に、是非ともご期待頂きたい。
Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。
海松:独特で鮮やかな色彩感の絵師さんである秋赤音さんのイラストに影響を受け、差し色や陰影の色をカラフルにするようになりました。

創作活動において、超えなければならないハードルは沢山ある。
目下、海松が感じている課題は立体感の演出だ。
一枚の絵の中で使用する色に偏りがあるためか、作品が平面的な仕上がりになってしまいがちな点を、どうにか克服したいと考えているという。
今までのずっと“色”と向き合い続けてきたが、更に多くの色を用いることで、己の殻を破ることが出来るのではないだろうか・・・
あれこれと思案しながら、彼女の色彩探求の道は、これからも続く。
目標に向かって前進するために、如何にして創作の時間を捻出するか、スケジュール管理も課題の一つであるらしい。
けれど、無理をして先を急ぐことは禁物だ。
時には立ち止まることの必要性について、彼女は次のように語る。
Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。
海松:スランプに陥った時は休みつつ、気持ちに余裕がある時は描きつつ、という感じで過ごしてきました。時間をおけば自然と描けるようになる、ということも体感としてあります。
(取材/執筆:大石)
海松の作品を心ゆくまで堪能できる4日間
ART INPUT2025を、どうかお見逃しなく!
海松のSNSも、是非ご覧ください。
Instagram:@mirupisu
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