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犬村ひこ in ART INPUT 2025


会期:2025年2月6日(木)~2月9日(日)

会場:Gallery IYN


~会期中の通販購入について~


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新しいショッピング体験を、どうぞお楽しみください。





イラストレーション
「 ネオ 」


高校生の頃迄は好きなキャラクターの模写をすることが主だったが、ティム・バートン監督の代表作「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」に衝撃を受け、こんなユニークで独創的な魅力の溢れる世界観を自らも生み出したいと、犬村ひこ はオリジナルキャラクターの創作を開始した。


それまでは鉛筆やペンでのモノクロ描写のみだったが、新しいスタートを切っ掛けにカラー作品にも挑戦。

スタートはデジタル着彩だったが、後に知人から色鉛筆で描く楽しさを教えられ、今では完成した色鉛筆画にデジタル加工も施すことで、2パターンの表現を楽しんでいるという。

色鉛筆原画と加工後の作品では雰囲気ががらりと変わり、「一つの絵で二度美味しい、とてもワクワクできる描画スタイルです」と彼女は語る。


特に加工を施した作品の方は妖しいまでに色艶やかで、友人からは「極彩色の地獄」と評されたことがある。

「言い得て妙」と感じた彼女は、それをそのまま創作のコンセプトにしているそうだ。




Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。

また、何故その作品をお選びになりましたか。


犬村ひこ:「クロスくん」です。

学生時代からの付き合いのあるキャラクターですが自分の中で1番しっくりハマったデザインが降りてきました。


イラストレーション
「 クロスくん 」

作品をSNSに投稿するようになって、創作を始めとする趣味の仲間が段々と増えたことから、犬村の活動領域は大きく広がった。

初めてコミティアに参加をしたのも、SNSで出会った友人からの誘いが切っ掛けだったそう。


鑑賞者からは色鉛筆の使い方に関して評価をもらうことが多く、是非多くの人に原画を直に見てほしいので、いつかは個展を開きたいと考えているとのこと。


絵を通して知り合うことが出来た人々との絆を大切に・・・

そして、これからも生まれるであろう新たな縁にも期待を膨らませる作者の思いを汲んで、極彩色の地獄の住人達は、インターネットの海や展示会場の一角で、まだ見ぬ誰かとの出会いの時を待っている。




Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。


犬村ひこ:時期で言うなら今年(2024年)ですね。

某海外アニメを観た時、自分の理想のデフォルメデザインが現われて衝撃的でした(笑)


イラストレーション
「 ネオ 」

犬村が海外アニメに教えられたのは、ただ真面目一辺等に描くのではない、謂わば“崩したデフォルメ”の魅力。

それまで彼女は、筋肉の動きや骨格を意識し過ぎる余り、それが足枷となってしまっていたのだそう。

基本は勿論大切であるが、型から抜け出すことが出来た時にこそ、一歩先の表現に到達できるものだ。

丁度良い適切な“崩し方”の手本を見つけて一皮剥けたらしく、納得のいく描画スタイルを手に入れた犬村は、以前よりも遥かに伸び伸びと楽しみながら、創作に打ち込むことが出来ているという。


職場の昼休みを利用して色鉛筆画を描き進めることが、彼女の平日のルーティーン。

20分程の短い時間しかとれないが、だからこそ集中することができ、家で描くよりもずっと捗るのだそうだ。

逆に休日は家でデジタル加工に専念しいるそうで、そうしたメリハリもまた創作全体に良い影響を与えているかもしれない。


取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。




Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。


犬村ひこ:好き勝手にやってるので特に苦しいと思った事ないです。


(取材/執筆:大石)

 

犬村ひこの作品を心ゆくまで堪能できる4日間

ART INPUTを、どうかお見逃しなく!

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