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あさやん in ART INPUT 2025


会期:2025年2月6日(木)~2月9日(日)

会場:Gallery IYN


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曼荼羅アート
「 Joyful days 」


「我々は、なぜ生きているのか」

この問いの答えを探し求めることは、人類に与えられた永遠の課題であると言えるかもしれない。

あさやん は、幼い頃からこの問題に興味を持っていたのだそう。


そんな彼女が曼荼羅アートと出会ったのは2019年。

たまたまSNSで目にしたのだったが、それは丁度エネルギーワークについて学び始めた頃で、肉体と共に精神のバランスを整えるべく悟りを求め、魂についても思いを馳せることの多かった彼女が、仏教美術がルーツである曼荼羅アートに心を惹かれたのは、極めて自然な流れであったろう。


点を打つことに集中する。

線を引くことに集中する。

そうした作業に打ち込むひとときは、まるで瞑想をするような感覚だ。

「曼荼羅を描くことは人生を歩むことと同じだと思っています。そして、すべての曼荼羅は真理へとつながる扉だと感じています」 そう あさやんは語る。




Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。

また、何故その作品をお選びになりましたか。


あさやん:「Tao」が一番の代表作だと思っています。

これは曼荼羅を描き始めた初期の頃の作品なのですが、この作品を通じて不思議なシンクロを体験したことから曼荼羅の持つエネルギーのようなものを意識し始めたためです。


曼荼羅アート
「 Tao 」

「Tao」を描き終えた後、実に不思議な出来事があった。

ビーズを用いた龍の立体造形を作成するアーティストに作品をオーダーしたところ、出来上がった作品の色合いが全く「Tao」と同じであったのだ。

龍は あさやんの名前と誕生日からイメージを膨らませて作られたのだが、まるで「Tao」をそのまま立体化させたかのようで、作品を受け取った あさやん は驚きのあまり息を飲んだという。


人間は皆、内なるエネルギーを秘めており、その色は千差万別だ。

あさやん が持っている色を感じ取って作られた龍と、あさやん 自らが外へ向かって放ち 描かれた曼荼羅アート・・・

二つの作品は、万物が持つ神秘的な力の存在を、改めて彼女に教えてくれるようだった。


自分以外のクリエイターが手がけた曼荼羅アートを鑑賞している際にも、クリエイターの数だけ色調のバリエーションがあり、同じ様な作業工程で描かれているにも関わらず、作品毎に個性が滲み出ていて興味深いと あさやん は語る。

作品が具体的に何かを説明する訳ではないが、その中には描き手がこれまでに感じた事、体験したことの全てが詰まっていると言えるだろう。

過去から現在に至る“自分”の全てを曼荼羅アートの中に留めおくと同時に、作品を描くことは“人生”というものについて考えるきっかけにも繋がる。

描いた瞬間には「失敗した」と思った箇所が、長く時間を置いてから見てみると然程気にならないという事も多い。

人生においても、味わった悲しみや苦しみが、数十年後も同じ状況であるということは少ないだろう。

失敗や苦難を乗り越えて、経験したことを踏まえて次にどう動くのか・・・

あさやんが、“曼荼羅アートは人生そのもの”と考える所以である。




Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。


あさやん:創作の方向性などは初期から基本的に変わっていませんが、ワークショップなどで子どもたちが描く曼荼羅の作品や障がいをお持ちの方のアートなどは見るたびに得るものがあると思います。

また、陶彩画の草場一壽氏の世界観や作品、中世ヨーロッパの宗教画などは好きなので影響を受けているかもしれません。


曼荼羅アート
「 Nirvana 」

あさやん が 曼荼羅アートを始めて間もなく、彼女の娘が不登校になった。

当事者である子供も勿論苦しいが、親も不安を抱えながら子供を支えなくてはならないので、その心労は計り知れない。

だからこそ、心の健康を維持すべく意識的に行動しなくてはならない・・・あさやん は、胸の中にうずまく蟠りを吐き出すように、曼荼羅アート制作に没入する時間を取るようにした。


現在フリースクールのスタッフを務めているという彼女は、少しでも自分や我が子と同じ境遇にある人の力になれればと、スクール内でワークショップを開くこともある。

「制作に打ち込むことで癒されて、親御さんに元気になってほしい。それから、子供たちには新しいことに挑戦することで、自分にはたくさんの可能性があるのだということに気付いてほしい」 それが あさやん の願いだ。

あさやん の作品には「見ていると元気が出てきます」「エネルギッシュですね」という感想がよく寄せられるが、絵を見て貰うだけでなく、描き方を教えることによっても、彼女は人を力づけようとしてるのである。


これまでに描いてきた作品は小さめのものが殆どだが、徐々にサイズアップしていきたいとも考えているそうで、作品の世界観にも広がりが生まれそうだ。


取材の最後に、彼女に次のような質問を投げかけてみた。




Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。


あさやん:創作では直感のみで描いていくのでそれほど苦しい状況になったことはありませんが、人生において苦しい状況に陥った際には周りの人に助けられてきたことを痛感しています。また、起きた出来事や周囲に目を向けるのではなく、何かが起きたときは必ず自分の内側に目を向け、自分と向き合うようにしています。


(取材/執筆:大石)

 

あさやんの作品を心ゆくまで堪能できる4日間

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