ふきゅ in ART INPUT 2024
会期：2024年11月21日（木）～11月24日（日）
会場：Gallery IYN
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ふきゅの描くイラスト画中のキャラクター達は、其々どんな一人称を用い、どんな声をしているのか、どんな口調で喋るのか等々、全員に対して実に細やかなプロフィール設定が為されている。
友達になりたいけれど、自分には手の届かない遥か遠くに居るような・・・彼等は ふきゅ にとって、まるでアイドルのような存在だ。
自身の憧れる要素の全てを詰め込んでいるので、全てのキャラクターが愛おしく、全てのキャラクターが“推し”であるのだそう。
そんな大切なキャラクター達を鑑賞者にも推してもらえるよう魅力を最大限にアピールし、いかなるキャラクターなのだろうかと想像を楽しんでもらえるようにと描画に工夫も凝らしているそうだ。
Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。
また、何故その作品をお選びになりましたか。
ふきゅ：「救済」です。大好きなシスター服を描けたからです。
とあるサイトのシスター服特集にも載せていただけて思い出深いです。
幼い頃からずっと絵を描くことが好きで、中学生の頃にデジタルイラストに挑戦して以来、ふきゅ は我流で表現手法を磨いてきた。
その当時から好きなロリータファッションを意識して、フリルやリボンなどがあしらわれた可憐な服をオリジナルキャラクターに纏わせることが多かったそう。
天使や教会に修道女、それからクラシカルなメイド服への憧れも少女期から抱き続けてきたものだ。
それらに加えて地雷系、水色・天使界隈など新しく台頭してきたファッションにも関心があり、そうした要素も現在の創作に積極的に取り込んでいるという。
実は約5年間、ふきゅのイラスト制作の手はぱったりと止まっていたのだが、2年程前から物語を作るようになったのを機に、キャラクターイメージを固めるために絵に描き起こすようになったのだそう。
場面をイラスト化してみたり、時には漫画にしてみることで、ふきゅの紡ぐ世界観は更に深く、より具体的になっているのである。
彼女の生み出す人物像は多様だが、特に修道女、メイド、魔法少女に悪の組織の幹部など、普段の生活の中では出会うことの出来ない存在に強く心を惹かれるそうだ。
Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。
ふきゅ：友人の影響を受け、小説を書き始めたことです。
小説の登場人物のデザインを考えるのが楽しく、気づけば小説外でもたくさんのオリジナルキャラクターを生みだし、描いていました。
少女期から ふきゅ はSNS上でイラスト作品を披露していたが、オフラインデビューは2023年。
Gallery IYN主催の「夜を奏でる展」と「幸せのカケラ2023」で、作品を印刷して現実空間で展示した。
会場に足を運んだ際は、嬉しいような、少し気恥しいような・・・そんな心持であったそう。
ART INPUT展では出展者一あたりの展示スペースが大きいので、そこに多数のキャラクター達が並ぶ様子は圧巻だろう。
開催がとても楽しみだ。
ふきゅ曰く、創作を続けていく秘訣は、他者と自分を比較しないこと。
自分らしさと感受性を見失わないことが一番大切であると、彼女は話してくれた。
また自身がこよなく愛するキャラクターたちにファンがつくように、彼等をしっかりプロデュースすると共に、自らの腕も磨きたいとのこと。
彼女に、次のような質問を投げかけてみた。
Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。
ふきゅ：一旦創作を辞め、たくさんの小説、漫画、アニメ、ゲーム、映画などの物語を摂取しました。
インプットすると、その後の創作活動でアイディアが湧いてきやすいような気がします。
創作以外でも苦しいときには、世の中の創作者たちが生みだした物語に救われていきました。
（取材/執筆：大石）
ふきゅの作品を心ゆくまで堪能できる4日間
ART INPUTを、どうかお見逃しなく！
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Instagram:@hukyu005
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