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武藏人骨 in ART INPUT 2025


会期:2025年2月6日(木)~2月9日(日)

会場:Gallery IYN


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絵画
「 虚無真相〜イブキ〜 」



幼い頃はよく漫画の模写をして過ごし、中学校では顧問教員に推薦されて美術部に入部。

高校ではデザインを、大学では油絵を専攻し、イラストタッチのものもあれば絵画的な表現まで、武藏人骨の作風には幅がある。

30代から浮世絵にも興味を持つようになり、以前から着彩に使用しているカラーインクに加え、墨汁や、なんと朱液まで着彩材料として取り入れるようになった。

これまでの経験を生かし、作品毎に適した描画材料・テイストを使い分けながら、彼は主に「生と死」をテーマにした作品を生み出している。


中学生の頃から、憧れるバンドのCDジャケットや広告などに描かれた髑髏に心惹かれるようになり、長年描画モチーフとして親しんでいたため、アーティスト名も骸骨に因んだものに。

「武藏人骨」と名乗り始めた9年前、彼は改めて人間が骨となった後・・・死後の世界について思いを馳せるようになり、そこから現在の創作コンセプトが定まったのである。




Q.これまでの創作活動の中で、あなたの一番の代表作と思われる作品を教えて下さい。

また、何故その作品をお選びになりましたか。


武藏人骨:「 勾の共命、去し鬼、共に鳴る」です。

この作品は2024年1月1日に起こった能登半島地震について描いた作品です。


能登半島で行われている代表的なお祭り行事の""あばれ祭り""に着眼点を置きSNSを通じてたくさんの人にお名前をお借りしました。作品内に所狭しと人物名、企業名が配置されています。それは実名であり、正式名称でもあります。


その人その人の思いを作品に寄せて作った唯一無二の作品です。


絵画
「 勾の共命、去し鬼、共に鳴る 」

個人の考え方や感性、また民族の文化・風習によって様々な“あの世”の概念があるが、武藏人骨は黄泉の国について「百鬼夜行に見られるような、妖しさと共に賑やかさも備えたものであってほしいなと思っています」と語る。

それは、彼が「生と死」と併行して主題としている「祭り」にも通じるものだ。

祭りの起源は神々との交信であり、祭りの間は二つの世界の境界線が薄れて、交じり合う。

繋がったその先にある、この世ならざる世界・・・

当初から意識していた訳ではなかったが、武藏人骨が取り組む二つの主題は、実は深く強く結びついていたのである。


「 勾の共命、去し鬼、共に鳴る」は、東京都美術館で開催された純展に出展し、奨励賞を獲得した作品だ。

出展に際して彼は、「もし作品が入選して展示されたら、直接復興の役には立たないかもしれないが、能登の“あばれ祭り”を知ってもらい、被災地に思いを向けてもらうことに繋がるのでは」と考えた。

そこで、地元である名古屋よりも更に人が集まる東京の展覧会を選んだのだそう。




Q.貴方の創作の方向性を決定づけた時期や出来事、また影響を受けたアーティストや作品などがあれば教えて下さい。


武藏人骨:今から8年前、自分の中で作品を改めて発表したいと思い初めての個展を行なったことがきっかけです。

これと言って深い出来事があったというわけではないですが自分にとっては十分な出来事です。


影響を受けたアーティストはUSGROW氏です。

自分の作風とは別物ですが影響を受けたという点では間違いなく当てはまります。


絵画
「 言葉は表情を亡くす 」

学生時代は資金の工面が難しかったこともあって、ギャラリーで作品を発表することはなかったが、武藏人骨は行きつけのライブハウスと交渉をして、ライブペインティングを披露するようになった。

更に身体表現も取り入れたパフォーマンスを【公開絵画】と称し、従来の絵画表現の枠を飛び越えて、自らの内なる宇宙を鑑賞者に提示してみせるように。

パフォーマンスを終えた彼の元には、「ステージの上の人骨さんは、いつもの人骨さんじゃないみたい」「何かが憑依しているようだった」といった感想が多く寄せられるという。


ギャラリーでの展示に踏み切った切っ掛けは、近所に新設されたギャラリーに観客として足を運ぶ内に、オーナーと親しくなったこと。

そこで初個展を開催して以来、【絵画展示】【ライブペインティング】【公開絵画】の3つを活動の柱としている。

其々の表現を、其々に掘り下げていきたい・・・

そう語る武藏人骨に、次のような質問を投げかけてみた。




Q.これまで創作において、人生において、苦しい状況に陥った際にどのようにして乗り越えてこられましたか。


武藏人骨:友達に相談しました。自分の置かれている状況を誰かに話すことで肩の荷が降りるというのは実際あるのだなと感じます。


あとは、たまには美味しいものを食べるというのも大事ですね。


(取材/執筆:大石)

 

武藏人骨の作品を心ゆくまで堪能できる4日間

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